アズビル株式会社(本社:東京都千代田区)は、1システムの空調機で家中を冷暖房、換気、空気清浄する一般住宅用全館空調システム「きくばり(TM)」(※1)に、床面積30坪~40坪前後の住宅向けで、省エネ性能APF5.0(※2)を実現した新製品「きくばりfシリーズ」を加え、12月17日より販売を開始した。
azbilグループは「人を中心としたオートメーション」の理念の下、「生産および執務居住空間での次世代ソリューション」を推進している。
一般住宅用全館空調システム「きくばり」は、これまでは主に延床面積40坪以上の住宅向けのシステム(4~6馬力)を販売してきたが、今回の新商品は、日本の戸建て住宅建築棟数で最も多い30坪~40坪前後の住宅への導入に最適なラインアップ(2.5馬力および3馬力(※3)、0.5畳の機械室設置型)となる。
また本製品は、10月の発表以降もさらなる技術開発、実証試験を重ね、APF5.0の省エネ性能を実現し、さらに電気料金単価の安い三相電源(※4)を用いることも可能でそれらにより、年間の電気代は同社従来機種を使用した場合に比べて約40%削減することができる。
一般住宅用全館空調システム「きくばり」は、azbilグループが幅広い市場で高い実績を持つ環境制御システム技術を活かした製品で、居室はもちろんのこと、廊下や脱衣所も温度差が少ない「温度のバリアフリー」を実現できる、近年多く報道されているPM2.5を含む粉塵に対する高い空気清浄能力を有するなどの特徴があり、その快適性から1997年の発売以来、販売累計は5,000台を超えている。
※1:「きくばり」はアズビル株式会社の商標。
※2:「きくばりfシリーズ」2.5馬力における値。
※3:2.5馬力:定格能力(冷房5.6kW/暖房6.3kW)、3馬力:定格能力(冷房7.1kW/暖房8.0kW)。
※4:三相電源:効率的に給電できる交流電源で、大型エアコンや冷蔵庫、24時間使用する機器などを使用する際に、電力料金にメリットが出る場合がある。
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