●大阪の人気店『大衆食堂スタンド そのだ』が下北沢にもオープン。ボリュームのある定食を調査!
東京・下北沢に、2022年末にできた新しいお店の定食が、結構ボリュームあるんだよ~、という噂を聞き、向かったのは『大衆食堂スタンド そのだ 下北沢店』。
11時の開店時からお酒を飲めるとあって、夜勤明けや会社が休みの人たちが、名物の肉豆腐やメンチカツなどをつまみに、ビールや酎ハイをのんびり楽しんでいる、そんなお店です。

店内はコの字型のカウンター席。一番ボリュームがあるメニューを聞くと、「唐揚げ定食」または「油淋鶏定食」とのこと。油淋鶏は店の名物料理でオススメですよ、とのことだったので、そちらを注文します。
ちなみに定食はゴハンおかわりOK。ボリュームのある看板メニューとご飯でガッツリいけること間違いなしです。一応大盛りでよそってもらうようお願いしました。
これはゴハンが進む! ごっつめの「油淋鶏定食」トータル1093g

待つこと数分。あっという間に出来上がって目の前に出てきた「油淋鶏定食」880円。油淋鶏は一つ一つがゴロッと大きめです。内容は巨大な油淋鶏&サラダ、ゴハン、味噌汁、お新香。
まず計測してみます。

というわけでいざ一口! 唐揚げはサクッと実にいい食感。甘味と酸味のバランスが絶妙なタレがとってもイイ! ゴロゴロと大ぶりな唐揚げがこの日は5個盛り付けられていたのですが、キャベツやニンジンの千切りのボリュームもほどよく、全体的にバランスがいいです。これはゴハンが進むこと間違いなしの美味しさです。
油淋鶏といえばネギメインのソースが多いですが、ここの油淋鶏はニラの存在感が抜群。だからなのか、甘辛でほんのり酸味の効いたタレが、ニラと唐揚げの美味しさを引き立てています。

肉にかぶりついて、ゴハンを1~2口食べて、時々野菜と味噌汁、また唐揚げにかぶりついてゴハン…と、いい感じのループが出来上がります。普段ならゴハンの残量をなんとなく把握しつつ食べ進めますが、おかわりOKだと思うと、好きなペースでいけるのがありがたい。
「唐揚げは一つ60~70gの鶏肉に衣をつけて揚げています。味の要となる自家製のニラだれは、醤油やオイスターソース、生ニラを刻んだものなどで甘辛味。めちゃくちゃエスニック、という訳ではなく、ゴハンに合う美味しさなんですよ」と店長さん。
本来ならこのままゴハンをおかわりしつつ、大満足で終了、となるのですが、周囲で頼んでいる人があまりにも多いので、もう一品、店の名物料理も注文しちゃいました。
『そのだ』に来たら必ず食べたい、大阪名物「チャーシューエッグ」

聞いた事はあるけれど食べたことのなかったのが「チャーシューエッグ」。ゴハンを食べに来た人も、お酒を飲みに来た人も、店に来た半分以上の人が注文しているメニューです。
ということで、上にのっている目玉焼きを崩して黄身を絡め、肉で千切りキャベツを包んで大きく一口! 最初はパプリカパウダーの香りがふわっときて、豚肉の旨み、そしてキャベツのシャキシャキ感がやってきます。これ、確かにゴハンにもお酒にも合う美味しさ!
ステーキソースが味の軸ですが、マヨネーズも添えられていて、場所によってたまごの味を感じられます。色々な美味しさが隠れており、それを探して楽しむ感覚です。
初めて食べたのに、なんだか懐かしさを感じる美味しさです。これに合うお酒を聞いてみたところ、「イチオシはバイスですね。3杯まで440円。昭和~平成のキャラクターがプリントされたグラスで出すのも人気なんですよ」とのお答え。
バイスとは、焼酎の割りものでピンク色が特徴。りんご果汁やしそ抽出液などが入っている下町で愛されているお酒です。3杯まで440円はおトク感ありますよね。「チャーシューエッグ」550円で、バイス3杯440円なら、まさに“せんべろ”な組み合わせです。

昭和レトロな雰囲気、そしてカウンター席ということもあり、客層は老若男女、実に多彩。会話を楽しんでいる熟年カップルもいれば、ワイワイ楽しむ若者3人組もいたり、あるいは立ち飲み屋のように、サッと飲んでサッと帰っていく人も。昨年末にオープンしたばかりとは思えません。慣れたお客さんがいっぱいいて、幅広い年代層から愛されているお店でした。
まとめ
「油淋鶏定食」はトータル1093g。ゴハンをお代わりすればそれ以上のボリュームに。16時までに店に行けるなら定食もいいですが、バイスやビールなどのお酒と「チャーシューエッグ」で楽しむのもオススメです!
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO

店名:大衆食堂スタンド そのだ 下北沢店
住:東京都世田谷区北沢2-14-7 第34東京ビル1F
TEL:非公表
営:11:00~23:00(ランチタイム~16:00)
休:なし