●独自の洋食文化が栄える大阪。大阪・関西万博のついでに味わって欲しい、名店の一皿をご紹介します。
2025年4月に開幕した大阪・関西万博(EXPO 2025)。連日、国内外から多くの人が集まり、街全体が活気に満ちています。
そんな今だからこそ注目したいのが、大阪が誇る洋食文化。明治時代に西洋から伝わり、庶民の味として進化を遂げた大阪の洋食は、土地に根ざし、多くの人々の記憶に残る食として定着しています。
そこで、味・個性・物語の三拍子がそろった洋食の名店を5軒、ご紹介します。老舗の味から新進気鋭の一皿まで、レトロもモダンもまるごと味わい尽くしましょう!
豚肉×デミグラスで作る絶品ハヤシライス『林家とん平』

カレー激戦区・中津で異彩を放つのが、ハヤシライス専門店『林家とん平』。使う肉は牛ではなく、なんとホロホロに煮込んだ豚肉。そして酸味を抑えたコク重視のデミグラスソースがなんとも相性バツグンなのです。卵黄や粉チーズ、スパイスペーストなどで味変も可能と、ハヤシライスの固定観念を覆す一皿は必食ですよ。
昼は『林家とん平』、夜はイタリアン『トラットリアあるふぁ』として営業し、運営するご夫婦の温かさも魅力の一つです。
●SHOP INFO

林家とん平
住:大阪府大阪市北区中津3-5-12
TEL:090-5732-9169
営:11:00~14:00(売り切れ次第終了)
休:日、月、金曜
創業50年、地元で愛されるレトロ洋食『グリルニュートモヒロ』

福島聖天通商店街の一角、創業50年を超える『グリルニュートモヒロ』があります。9席のみの小さな店内では、年配のご夫婦が見事な連携で調理と接客をこなします。
「Aランチ」は、銀皿に盛られたエビフライ、ポークピカタ、クリームコロッケなど、定番洋食がセットになっています。ケチャップパスタやたっぷりのキャベツ、味噌汁とともに運ばれてくるその姿は、懐かしさを誘い、思わず心がほぐれます。
●SHOP INFO

グリルニュートモヒロ
住:大阪府大阪市福島区鷺洲2-7-16
TEL:06-6451-5384
営:11:30~14:00、17:00~20:00
休:日曜、祝日
300食売れる人気オムライス『中之島ソーシャルイート アウェイク』

大阪市中央公会堂の地下に広がる『中之島ソーシャルイート アウェイク』は、ミシュランシェフ・米村昌泰氏が監修するレストラン。レトロ建築のクラシックな空間で味わえるのは、和の出汁を効かせたライスにとろとろ卵、そして牛肉煮込みがかかった名物オムライスです。
最大の特徴は、赤ワインと野菜で煮込んだ濃厚なビーフシチューがたっぷりかかっていること。約300食が売れるという人気ぶりもうなずける味わいを堪能できます。
●SHOP INFO

中之島ソーシャルイート アウェイク
住:大阪市北区中之島1-1-27 大阪市中央公会堂 B1F
TEL:06-6233-9660
営:月~金 ランチ11:00~15:00(土日祝11:00~16:00)、ディナー17:00~21:00
休:第4火曜
思わず写真を撮りたくなる驚きのビジュアル!『CO.ZARA』の『豊中プリンス』

豊中駅近くの『CO.ZARA(コザラ)』は、思わず写真を撮りたくなるようなビジュアル系オムライスが名物。「豊中プリンス」と名付けられた一皿は、オムライスの上にハンバーグ、クリームコロッケ、特大エビフライが縦に積み上げられた迫力のメニュー!
ソースはデミグラスとトマトの2種がけで味も抜群、衣サクサクのエビフライやとろけるチーズ入りコロッケ、ジューシーなハンバーグと、どこを食べても満足感が高い構成です。
●SHOP INFO

CO.ZARA
住:大阪府豊中市本町1-3-19 長尾第一ビル1F
営:11:30~15:00(L.O. 14:30)
休:日曜
https://www.instagram.com/co.zara_toyonaka/
箸で切れる牛タンに感動。『技食人 パルク』の「牛タンシチュー」

肥後橋駅から徒歩5分の場所にある『技食人パルク』は、洋食一筋40年の店主と奥様が営む町の洋食屋。名物「牛タンシチュー」は、厚切りのタンが箸で切れるほどやわらかく、濃厚な自家製デミグラスソースと絡めて食べると、ご飯が止まりません。
キャベツやポテサラ、ナポリタン風スパゲッティが添えられたプレートは、見た目にも楽しく、どこか懐かしさを感じさせます。オフィス街にありながら、まるで実家のような温かさが漂う空間で、常連に混じって食事する時間が心地よいお店です。
●SHOP INFO

技食人 パルク
住:大阪市西区京町堀1-11-7 京旺ビル1F
TEL:06-6445-2656
営:11:00~14:00、18:00~22:00
休:土曜、日曜、祝日