
1年9ヶ月ぶりの復活!女性店主が紡ぐ、渾身の和風つけ麺を是非
ロケーションは、メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅から徒歩約5分。同エリアを生活の場とする住民が思い思いに憩う公園と隣り合うビルの1階。漆黒に彩られた外壁が目に入れば、それが、今回ご紹介する『小麦と肉 桃の木』だ。
結論から申し上げよう。同店は、2009年10月にオープンし新宿御苑前を代表するラーメン店として君臨した後に、2017年4月、惜しまれながらも暖簾を畳んだ『小麦と肉 桃の木』が、本年2月9日付けで奇跡の復活を遂げたもの。ただ、『せたが屋』グループ(※)に属していた以前とは異なり、今回は、純然たる独立店舗。厨房を切り盛りする店主は、以前の『桃の木』で二代目店長を務めていた矢野女史だ。

運営形態は、女性店主ならではの変則二毛作。経営が軌道に乗るまでの間は、原則として14時までの営業。14時以降は『桃の木』に隣接する『たつろうカフェ』で、クレープやレモネードを販売する。これまで、キッチンカーを用いた移動販売を行っていた『たつろうカフェ』を、今後は、キッチンカーと路面店の二頭馬車体制で経営していくという。店主が手掛けるクレープも、根強いファンが大勢いる人気商品。今般の『桃の木』の復活で「クレープはどうなるんだろう?」と心配されていた方々は、『たつろうカフェ』の存続が決まり、ホッと胸を撫で下ろしたことだろう。

現在、『桃の木』が提供するのはつけ麺のみ。「天日塩味」「昆布醤油味」「こってり昆布醤油味」及び「つけ麺ブルガリア」の4種類を用意し、客の訪れを待つ。女性ならではのセンスがキラリと光るオリジナリティ豊かな「つけ麺ブルガリア」も必食メニューだが、初訪問であれば券売機筆頭メニューである「天日塩味」がオススメ。