2021年7月1日、浜松町エリアに新しくオープンした『スパイス研究所 MAD CHEFs 浜松町本店』。インド・ネパール料理のお店で、ランチタイムはカレー、夜はカレーのほか一品料理やお酒などが楽しめます。
店内はアラビアンなモザイクランプの灯りが輝く、エスニックな雰囲気。1Fと2Fの2フロアで、1Fは一人でも入りやすいテーブル席、2Fには堀コタツ式の足が伸ばせるテーブル席、6~8人が入れる個室席などがあり、近くで働くサラリーマンやOLさんはもちろん、ファミリーにも使い勝手が良さそうな雰囲気になっています。
料理やスタッフ、お客さんをMADなほど愛していく“シェフ”がいる店

そもそも店名が『スパイス研究所』で『MAD CHEFs』。研究所でマッドって、ものすごくマニアックな、キテる印象でインパクト強いけれど、なぜこの店名?
「それはここを見ていただければわかりますよ」と出されたのはメニュー。そこにはオーナーであるカランさんのメッセージが書いてあり『料理、お客様、スタッフ、全てをMADなほど愛していく』という抱負が書かれていました。すごい。オープンしたばかりなのに愛が強すぎるよカランさん。
ちなみにカランさん、ネパールの方ですが日本語ペラペラ。とってもフレンドリーなキャラクターです。そして、お店で働くシェフはネパールの人たちですが、フロアスタッフは日本人。なので、注文時に言葉の壁で困っちゃう心配はありません。
ということで、オープンしたてのお店のオススメ料理を早速紹介します!
まずはカレーセット! 7種から選べるトッピングも魅力いっぱい

『スパイス研究所 MAD CHEFs 浜松町本店』のカレーセットの頼み方は、(1)カレーを1種または2種選ぶ。(2)5段階の辛さを選ぶ。(3)ナンかライスを選ぶ。
カレーの種類は週替わりのMADカレーを始め、チキンカレー、ほうれん草のサグカレー、シーフードカレーなど7種。いずれも辛さを5段階の中で選べます。そして、セットで食べられるナンはプレーンなナン。+200円でチーズなんやガーリックナンなど、他のリッチなナンにセレクト可能です。
カレーセットで選べるトッピング7種は、手前の「バターチキンカレーセット」にあるのが、写真左から、ゆで卵、豆のおせんべい「パーパド」、サラダ。奥の「マトンカレーセット」にあるのは左から、ビリッとした刺激的な辛さのポテト「アルマチャ」、白くて丸いポテトサラダ、ポテトチップス。写真右端下にあるのがインド風サラダ「クチュンバー」になります。
トッピング、というよりほぼサイドメニュー。でもゆで卵やパーパドなどは、カレーにつけて味わうのが良さそうです。
ゴマもチーズもたっぷり! 贅沢な味わいの焼きたてナン

そして見た目もインパクトのあるナンメニュー。「黒ゴマナン」はお飾りレベルじゃないほどゴマたっぷり、そして「チーズナン」は出来立てを持ち上げるとチーズがかなり伸びる! カリッとしていて、中はしっとりもっちりです。
「うちのナンはバターがたっぷり入っているのが特徴ですね」とCEOの堀内実さん。実はカレーもバターたっぷりでコクのある美味しさ。だからナンとの相性がいい! 計測したところ、「チーズナン」が直径約23cm、「黒ゴマナン」は一番長いところで約40cm、幅が広いところで約19cm。エアリーだけれどしっとりしていて旨みも感じる。だからとっても食べ応えあり。ドスッとお腹にたまります。
おしゃれBBQ状態! 卓上で炙るから香ばしい「トータルテイストグリル」

そして、卓上に現れて一番インパクトがあった、いわゆる“映える”メニューなのが、タンドール料理を堪能できる「トータルテイストグリル」。左から、チキンティッカ、タンドリーシュリンプ、シークカバブ、骨つきタンドリーチキン、シークカバブ、グリーンティッカ、マライティッカなどが石版の上に盛り付けられ、下から固形燃料で炙られつつ登場!
大エビをターメリックやクミンシード入りの濃厚なソースで漬け込んだタンドリーシュリンプや、ほうれん草&ヨーグルトに漬け込んだグリーンティッカなど、一つ一つ素材とスパイスの違いが楽しめる一皿。これはお酒が進みそう! ちなみにお酒はビール、焼酎、ハイボール、ワインにカクテルなどがあり、インドの瓶ビール3種にインドのスパークリングワインも。料理によってお酒を飲み分けるのも楽しめそうです。
夜限定メニュー、日本初上陸の「ホットピザパラーター」

そして、ここでしか味わえないスペシャルな一皿が「ポケットピザパラーター」。パラーターって?「バター、小麦粉、マサラ、塩などで作った生地のことですね。とろけるチーズとパプリカを包んでいるんですよ。あっさりした皮とトロトロのチーズを楽しんでください」。
一口食べると、チーズのトロッと、パプリカのサクサク、皮のパリパリが絶妙なバランス。チーズナンと比べて皮が圧倒的に薄くチーズが主役。これ、子供から大人まで、全世代で愛される美味しさです。
他にもチキンティッカやグリーンティッカ、シーフードのポケットピザがあり、いろいろ食べ比べたくなります。イタリア料理のカルツォーネとも、日本やアメリカのピザとも違う、インド・ネパール生まれのチーズたっぷりピザ。くせになりそうな美味しさです。
高さ28cmのロンググラスで登場!「スペシャル濃厚ラッシー」

食後の楽しみ、ラッシーは濃厚ラッシー、マンゴー、ブルーベリー、そしてスペシャル濃厚ラッシーの4種類。スペシャルってどういうこと? と思っていたら、出てきて納得。高さ28cmの高いグラスでドーン。そして、右端の「濃厚ラッシー」と比べて緑色。この緑色は? 「アボカド入りのラッシーですね。チョコソースも入っています」。
一口飲んでみると、アボカドがとってもフルーティ、そして口の中のスパイスをリセットしてくれます。濃厚だけれど重たくない。ここまでスパイス料理を満喫してきたのもあり、ほのかな甘みがいいバランスになっています。
28cmもの高さのグラスだから、当然飲みごたえも十分。シメもいいけれど、メインディッシュを楽しみながらでもいいかも。「ランチの場合、+300円で注文できます」とのことなので、辛さ5のカレーでしびれや辛さにブルブルした後、スペシャル濃厚ラッシーで口の中の平和を取り戻す、というのもおすすめです。

今回紹介した料理の他にも、羊肉と野菜のスパイス炒め「マトンチェイカ」やチベット餃子の「モモ」といったサイドメニューに、「バニラアイスwithチョコナン」などデザートメニューまで味わえるほか、2階席にはシーシャ(水タバコ)も。近日中にテレビモニターが設置されるので、スポーツ観戦なども楽しめるようになるそうです。
「かしこまった店ではなく、誰もが気軽にインドカレーを食べていただける店にしたいと思っています。9月末まではオープン記念サービスとして、カレーセットにチキンティッカをサービスするので、ぜひ一度食べにきてください」と堀内さん。
バターとマサラたっぷり、旨みも香りも濃厚なカレーに、華やかな味わいのタンドリー料理、そして異国情緒あふれる空間。次回来るときは、サイドメニューやデザートまで満喫できるよう、お腹をすっごく減らしてから食べに来ることにします!
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO

店名:スパイス研究所 MAD CHEFs 浜松町本店
住:東京都港区浜松町2-8-4 金田ビル 1F
TEL:03-6435-6269
営:11:00~24:00(L.O.23:30)金曜~翌2:00(L.O.1:30)
休:なし