カップ麺の原点にして、今もなお揺るぎない“絶対王者”としてカップ麺界に君臨し続けている『日清食品』の「カップヌードル」より、待望の新フレーバー「カップヌードル スーパー合体シリーズ」が9月13日に登場しました。
「カップヌードル」全28食の中から選びに選び抜かれたという“混ぜると本当にうまい”組み合わせは全部で4種類。
「カップヌードル&しお」

まずは、王道の味に燻製オリーブの香りがベストマッチの「カップヌードル×カップヌードルしお」のハイブリッド「SiUPOODLE(シップードル)」から行ってみましょう。

麺はいつも通りの平打ち縮れ麺で、スープの味は塩寄りのしょう油という印象。具材に「しお」のキャベツが入ってますが、シャキ食感と甘味がいいアクセントになっています。「カップヌードル」派から見ると、しょう油味が薄まった分を「しお」のスープの旨みと塩味で充填している感じ。「しお」派からは、あっさり&さっぱりテイストにしょうゆスープの旨みが程よくプラスされた味わい、といったところでしょうか。
「カレー&シーフード」

続いては、超人気味が手を組んだ間違いない味。「シーフードヌードル×カレーヌードル」の組み合わせ「SEARRY(シーリー)」です。

味のインパクト的には想像通り、まずカレーの香りとテイストがガツンと来ます。ただ、それで終わらずにシーフードのスープ味が余韻となって追いかけてきます。海鮮風とまではいきませんが、カレーヌードルとシーフードヌードルがぶつかり合わずに平行の位置をキープしているような味わいです。
具材はカレーヌードルのジャガイモと、シーフードヌードルのカニカマ&イカの両方が入っています。これがどちらも欠けてしまうと、それだけで“らしさ”がなくなってしまうのでOK…というか美味しい! 謎肉がないのはちょっと残念ですが、トータル的な印象は、カレーヌードルのもったり感を抜いた、シーフード感を絶妙なライン残したライトなカレーヌードルです。
「味噌&旨辛豚骨」

3食目と4食目は、図らずも別添えの小袋が付いたスーパー合体。先にいただくのは、ロゴがお互い漢字の「とんそ」です。

フタの上で温めた特製旨辛ラー油を全体に馴染ませてからいただきます。ビジュアルと香りの圧がすごい。早速一口。味噌と豚骨の濃厚な味わいが一体となりつつ、ラー油のピリ辛が絶妙に絡んできます。
具材の謎肉から出る旨みと、コーン、ネギ、きくらげ、キャベツ片の食感が、いい感じでアクセントになっています。先に食べた2食がどちらかというと“足して1の味わい”だったのに対して、こちらは“足してそのまま2の味わい”。これが実食の一杯目だったら、スープが残ったカップにご飯を入れてガガッとかっ込みたくなるような、インパクト絶大の美味しさです!
「チリトマト&欧風チーズカレー」

最後の4食目は、「欧風チーズカレーヌードル×チリトマトヌードル」のハイブリッド「CHEECHILICURMATO(チーチリカーマト)」です。“日清社内人気No.1!”という、その実力や如何に。

食べる直前に特製チーズパウダー(3種のチーズを配合)をかけて、いざ! 同じくカレーテイストの「シーリー」と違ってトマトの味わいが前面に出てきます。トマトの酸味と旨みが強調されていて、チリトマトのチリ(辛味)は控え目。そしてカレーの味も思った以上に控え目で、辛さよりもスパイシーさがスープの後味として感じられます。
チーズパウダーの存在感は…ちょっと薄め。マイルドにする、コクを出すといった影響力はさほどありませんでした。味的には“辛さを抑えたスパイシーなチリトマト”といったところですね。

全4食、それぞれに個性があって美味しくいただくことができました。敢えて甲乙を付けるとするなら、トップは断然「とんそ」。豚骨と味噌の合わせスープから後掛けのラー油と具材まで、完璧といっていい配分だったように感じます。テイストに関しては個人差という超えられない壁がありますので、ここはぜひ皆さんも食べ比べをして、自分なりの評価とともに好みのテイストを見つけてみてはいかがでしょうか。
2021年9月18日は、何と「カップヌードル」の発売からジャスト50周年の日という超が付くほどのメモリアルイヤー&メモリアルデイ。それを飾るに相応しい「カップヌードル スーパー合体シリーズ」、食べてみる価値は大いにアリですよ!
●DATA
日清食品「カップヌードル スーパー合体シリーズ」全4種
発売地域:全国
https://www.nissin.com/jp/