輸入食品でおなじみのスーパー・カルディは、時に驚くような熱狂的なファンが存在します。そして筆者の友人にも、カルディに通い詰めて20年以上という知人・山下由美さん(40歳・仮名)がいます。
でも、リピ買いはわかる気がしますが、大量買いする必要があるのか疑問じゃないですか? 山下さんによれば、実はカルディは新商品であっても商品が売り切れて買えないことや、ワンシーズンで終売になることもしばしば。だから気に入った商品は、なるべく多めに買ってストックするようにしているんだそうです。
そして、最近、山下さんが大量にストック買いしたという商品が、なんとお茶漬けの素。しかもサケやウメ、タラコなどの定番の味ではなく、「エスニック茶漬け トムヤムクン」味。トムヤムクンといえばタイを代表するスープですが、これをお茶漬けの素にするなんて、なかなかぶっ飛んだ発想ですよね。

「カルディはエスニック系の調味料や食材に定評があり、実際、このお茶漬けの素もめちゃくちゃ本格的な味なんです。用途はお茶漬けだけじゃなくて、ほかにもいろいろ便利に使えるのがお気に入りポイントなんですよね」(山下さん)
というわけで、実際に「エスニック茶漬け トムヤムクン」の魅力と、応用的な使い方について教えてもらったので、ご紹介していきましょう。
めちゃくちゃ美味しいトムヤムクン味

いざトムヤムクンを作るとなると、レモングラスやこぶみかんなどのハーブ、スパイスを用意し、さらにエビなどをすりつぶす必要もあったりして、非常に手間暇のかかるスープですが、「エスニック茶漬け トムヤムクン」の場合、お茶漬けの素と言うくらいなので、ご飯に粉末をふりかけて、そこにお湯を注ぐだけで簡単にトムヤムクンになります。

お湯を注いでいるときから、レモングラスの爽やかな香りが漂い始めます。そしてひと口食べてみると、唐辛子の辛さがガツンと来ます。うーん、けっこう辛い! 次に柑橘類の酸味が爽やかに香ります。

ちなみに、山下さんのオススメは、この「エスニックお茶漬け」に、カルディの「クアンプルン フライドオニオン」をたっぷりかける食べ方。
「このカリッカリのフライドオニオンは香ばしく、何にでも合うので我が家に欠かせないアイテムなんですが、このエスニック茶漬けに加えると、いわゆるお茶漬けの“あられ”のようなアクセントになってとっても美味しいんです」(山下さん)

また、先述したとおり、この商品は粉末状なので、調味料のように使えるので、応用もかなり効くと山下さんは言います。
「たとえば、コンビニで買ってきたグリーンサラダにそのままかけてドレッシング代わりにもします。オイルを入れなくても野菜の水分で溶けるのでヘルシーだし、酸味・辛味・甘味のバランスがいいので、フレッシュな野菜にとっても相性がいいんです。

さらに山下さんの一番のオススメがチャーハンへの応用です。残ったご飯とこの粉末スープを合わせて炒めるだけ。追加調味料は必要ありませんが、お好みでナンプラーや醤油・塩を足してもいいでしょう。

「ハーブやスパイス、出汁もすべて入った粉末スープなので、旨味たっぷりのエスニックチャーハンになるんですよ。具材にエビや鶏肉、きのこ、さらにパクチーなどを合わせても爽やかで美味しいです」(山下さん)
ちなみに、このおにぎり、冷めても味がしっかりしていて美味しいので、山下さんはお弁当としてオフィスに持参することもあるそうです。というわけでカルディマニアが薦める「エスニック茶漬け」、売り切れないうちに、みなさんもぜひ買って試してみてください。
(撮影・文◎土原亜子)