TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~木曜日の11時から放送中!8月19日(木)の「スーさん、コレいいよ!」のコーナーにはボディビルダーでパーソナルジムvodeza原宿を経営されている、北島達也さんが登場!「たった1分OK!全身を刺激するワークアウト」を教えて頂きました!

スクワットと腕立て伏せのハーフで30秒キープチャレンジ!

北島:スクワットと腕立て伏せは、皆さんご存知かと思います。スクワットで少ししゃがんだ姿勢、その腕立ての腕を曲げた中間姿勢、この一番筋肉がプルプルする場所で、ピタっと止まる運動です。これは「アイソメトリック」といって、止まったまま力を入れる運動ですが、しっかり筋肉にも刺激が入ります。
スクワットや腕立ては、もちろん、正しいフォームと負荷で行えば効果はありますが、はじめて筋トレにチャレンジする人が正確なフォームでやるのが難しいなと思っても、ハーフポジションで静止するだけなら正しいフォームでやるのも難しくないと思います。 
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北島:スクワットハーフは、ハーフの姿勢で前後に少し体重を移動してみると脚がキツくなったり、お尻がキツくなったりしますので、自分が鍛えたい部分や弛みをとりたい部分が効いてると感じるところでキープすると良いでしょう。ちなみにつま先の方に重心をずらすと、お尻側、踵の方に重心をずらすと膝の方に負荷がかかります。腕立てハーフは、プランクという運動に近いフォームなので腹筋にも刺激が入ります。ハーフの姿勢でキープの状態を、少しずつ伸ばして、スクワットと腕立て30秒ずつ、計1分できるようになったら、運動不足を解消するぐらいの刺激が全身に入ります。ワークアウトは、短い時間で強い刺激を入れる事が大切なので、理にかなった運動といえます。

30秒キープにクリア出来たら・・・

北島:秒数を伸ばすというよりは、リュックなど、重いものを背負って行うなど負荷を強くすると良いでしょう。お子さんがいらっしゃる場合なら、例えばスクワットの際に、お子さんによじ登らせて、パパ(やママ)の体制を崩せるかゲームはいかでしょうか。こうすれば、お子さんは崩そう!パパ(やママ)は崩れまい!とムキになって、限界の力を出せる事もあります。お子さんの方もボルダリング感覚で背筋や肩の筋肉にも刺激が入ります。
たった1分!全身を刺激するワークアウト
北島:腕立て伏せも上から押して崩せるかゲームもできますし、アームカールという力こぶの運動をハーフで止めて子供に両腕で崩させる、サイドレイズという肩の運動も同様に崩す・・といった感じで、筋肉を動かさずキープして力を込めるアイソメトリック運動は、色々と負荷の応用ができて、ゲーム感覚で行う事もできます。

子供が筋トレを取り入れるのはオッケーか?

北島:筋肉が大きくなると、硬くなり成長が止まるイメージを持っている人が多くいらっしゃいますが、筋肥大というのは大きくなりたがるので骨が伸びるなら縦にも伸びたくなり、むしろ成長を促すとも言われてます。徒競走も筋肉に強い刺激を入れると言う意味ではウエイトトレーニングと変わりません。
それが理解できれば、子供にも正しい方法でならウエイトトレーニングをやらせても問題ない事がわかります。ただし、関節に負荷をかけ過ぎるのは危険ですので、その点は健やかな成長を妨げないためにも注意しなければなりません。
たった1分!全身を刺激するワークアウト
ボディビルダー 北島達也高校時代、アーノルド・シュワルツネッガーに憧れ「ボディビル」の世界に心酔。1997年、アメリカ・カリフォルニアのボディビルコンテストで日本人初のチャンピオンに輝き、現地ではアーノルドはじめハリウッド俳優も集結する有名ジムで、数々のトップビルダーから指導を受け、独自に体得した知識と経験を統合。パーソナルトレーナーとしてもおよそ30年間、1万人以上の指導実績を持つ。パーソナルジム「vodeza原宿」経営者
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