「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時30分過ぎからは素朴な 疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、2021年8月20日(金)は、 金曜日恒例のサラリーマンの声。お盆の日本列島を襲った大雨
避難所が開設された地域もありますが、 そこに迅速に食料を配送した、山崎製パンさんが話題になっています。 岡山県総社市の片岡市長が、ツイッターに投稿しました。 「昭和地区の避難所に早速、山崎製パン様からそっと差し入れが届きました。 なんという会社なのでしょう。本当に感謝しかありません」この投稿に、16万を超える「いいね」と4万5千を超えるリツイートがありました。 すごい反響ですね。「さすが世界のヤマザキ」「リアルアンパンマン」と評する声もあったそうですよ。 そこで・・・。『最近、「ありがとう」という感謝の言葉を伝えた相手は?』というテーマでお話を伺いました。

得意先の方に、上司に、お財布を拾ってくれた人に。

●『空港で財布を落としたんですよ。諦めていたんですけど、空港に問い合わせたら届いていたっていう。
ただ、誰かが分からないんです。親切な人も世の中いるんだなって、心の中で感謝しました。』●『上司。ちょっと色々相談があって、相談を聞いていただいてっていう、あの、私、3カ月くらい前に、その職場に転属になってるので、初めてその時に相談したんですけど、頼れる上司で。なかなか相談出来る上司っていないじゃないですか。だから、そういう意味でしっかりちゃんと相談に乗ってくれるだけでもありがたかった。』●『今日、得意先の人にありがとうって言いました。なかなかコロナ禍でお会いすることが難しかったところを、ちょっと時間を作って頂いたんで。今回、ワクチンを2回目受けて2週間経ったんでようやくってところで、電話とリモートでのお話はしてましたけど、やっぱり直接会うと全然違いますよね。』1年半ぶりに得意先の方に直接お会いできたそうで、お時間を作って頂きありがとう ございますという感謝の気持ち。また、相談に乗ってくれた上司への感謝、 お財布を拾ってくれた親切な方への感謝がありました。世の中、捨てたもんじゃないですね。

韓国にいるお母さんに初めての「ありがとう」!

そして、こういう声もありました。●『お母さん。しばらく、コロナになってから会えてなくて、もう2年くらい。親が韓国にいまして、韓国人でして、帰ることが出来なくて、たまに電話で喋ったりするんですけど、やっぱり会えないから色々話が電話で出来て、その中で、色々ありがとうって、そういう話をした。すごい嬉しい感じではありました、たぶん、初めて言ったと思うんで。逆に会えなくて、電話だったから言えたってことですかね。会ったら言えないです。』こちらの方に「韓国の方はお母さんにそういう気持ちをみんな伝えるのかと思っていました」と伝えると・・●『あー、たぶん、家族にはなかなか言えないんじゃないかな、特に男の人は。彼女とかには優しく出来ると思うんですけど、家族に対してはちょっと難しいかなと。ま、会えなくて良かったっていうのもちょっとアレなんですけど、でも一つの良い事になったと思います。』お母さんに「ありがとう」っていいですよね。しかも、初めて言ったそうですから、お母さんも嬉しかったでしょう。韓国ドラマの影響か、韓国のかたは両親など年長者に礼を尽くすイメージだったので、お母さんに感謝を伝えるのは当たり前にするのかと思ったのですが、「それはドラマの話です」ということでした(笑)。
実は、この方、8年前に韓国から日本に来ましたが、1年前まではインバウンド 専門のホテルで働いていたそうです。しかし、このコロナ禍で仕事がなくなって しまいました。韓国に戻ることも可能だけど、せっかく日本語が上手になったから、 出来れば日本で働きたい、と。(まったく日本語が喋れずに来日して8年で、この流暢さ!)遠く離れているからこそ、お母さんに「ありがとう」という気持ちを伝えたかったのかもしれません。

47年ぶりの友達に「ありがとう」!

最後に、こういう声もありました。 ●『しょっちゅう言ってるけど、カミさんでしょ、それからお友達。外国人のお友達。実はね、僕、昔バックパッカーだったんですよ。47年前。南米に一人で行っていたの、1年くらい。その時に、21歳だったんだけど、同じ年で知り合った男の子がいて、その子が突然Facebookで見つけてきて、僕を。友達申請があったから誰だろう?って思って昔の日記を調べたら、ひょっとしてそうかなって思って承認したんですよ。
そしたら、テレビ電話がかかってきて、いきなり顔が出てきて、もうジジイになっていたけど、47年ぶりにコレで再会したの。その時も、よく見つけてくれてありがとうって、錆びついたスペイン語喋ったりしてさ。ありがとうって言ったら友達たくさん出来ますよ。』47年ぶりにFacebookを通じて再会出来たんです!すごいですね。南米のチリで出会った同い年の男性がよく見つけてくれました!不思議なご縁を感じていらっしゃいましたが、実はこの方、ご縁にまつわる話は 結構あるんだよ、と。アパートを持っていて、一年ぶりに決まった入居者が友達の友達だったとか、 アメリカに住んでいたころ、近所の人が娘が通っていた幼稚園と同じ幼稚園だった とか。色々とお話してくだいましたが、本当に友達が多い方でした。 「ありがとうって言ったら友達たくさんできますよ」本当にいい言葉ですね。こういう時代だからこそ、やっぱり感謝の気持ちは人にも染み渡るし、こちらからも伝えていくことが大事なんですね。
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