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リスナーのみなさんから、「私の寒さ対策」というテーマでメールを募集したところ・・・「ヒバーチ」という初めて聞く名前のスパイスを使っているという情報がありました。

あらためて、さいたま市のラジオネーム・きゅうさんからメールです。

「私の寒さ対策は「温かい飲み物にヒバーチ」です。
ヒバーチは、「ヒハツ」とも呼ばれる沖縄の香辛料で、冷え性対策にいいと職場で聞いたのがきっかけです。
これをホットのカフェラテやミルクティーにいれて飲むと温まりますよ~。
シナモンに似ていますがピリリとしていて、胡椒のような風味もあります。
そのため、甘いホットドリンクのほかにも、うどんやそばなど料理にも合うんです。
沖縄のアンテナショップなどで売られていることが多いようです。」

「ヒバーチ」とは

世界でも希少な香辛料で、日本では、石垣島など八重山諸島で流通しています。

もともとは東南アジア原産の香辛料で、原料の植物・ヒハツモドキは、日本では沖縄でしか育たないとのこと。

原産国では肉料理の臭み消しとして使用されていましたが、石垣島ではコショウの代わりに八重山そばに入れるなど、食堂では必ず置いてあり、地元の方にとっては当たり前の調味料なんだそうです。

スーさんの「ヒバーチ、すぐにブッキングしてください!」という命を受けてさっそく仕入れてみました!

魅惑のスパイス「ヒバーチ」とは?の画像はこちら >>

用意したのは、3種類。

「石垣島海のもの山のもの生産組合」が作っている「ヒバーチ」

公式サイトによると、定番の使い方以外に、コーヒーに少量加えるとシナモンコーヒーのように変化します。とのこと。

魅惑のスパイス「ヒバーチ」とは?

沖縄県南城市の仲善(なかぜん)が作っている「フィファチ」

沖縄では、ヒバーチのほかにいろいろな呼ばれ方があり、ヒハツ、ピパーツ、ピパーチ、ピーヤシ、フィファチとも。

エスビー食品の「ヒハツ」

・「スパイス&ハーブシリーズ」の、おなじみの小瓶とパッケージ。

・スタッフは、都内のスーパーで見つけました。実はけっこう身近にありました。

※シナモンとペッパーのブレンドのような香り

※ディレクターが、香りと味を比べてみましたが、正直違いは分からず。

ぽかぽか効果についてですが・・・

・最近の研究結果では、ヒハツには、毛細血管の拡張効果や皮膚表面温度を上昇させる働きがあることが分かっているそうです。

・また、消化を助け食欲を増進する効果も。

・台湾では、漢方薬として使用されているそう。

“ぽかぽか効果”確認のため、ヒバーチを入れた飲み物を2人とも飲みました!

魅惑のスパイス「ヒバーチ」とは?

スー&杉山「香りがすごく良い!4~5振りしたら、ピリッと!カフェラテなどのクリーム系の飲み物に合いそう!概念としてのスターンバックスに!身体もポカポカ!ちょっと汗ばむくらい!」

「石垣島海のもの山のもの生産組合」が作っている「ヒバーチ」そして、沖縄県南城市が作っている「フィファチ」。価格は500円から600円ほど。沖縄のアンテナショップ、オンラインストアで購入できます。エスビー食品の「ヒハツ」は、300円ほど。こちらはスーパーなどでも購入できます。

※わりと刺激が強い香辛料なので、初めて使う方は、少しずつ使ってみたほうが良いです。

そして、もうひとつリスナーの方が送ってくれた“寒さ対策情報”をご紹介します!

それが「ショウガたっぷりのあめ湯!」

こちらは、東京都港区 ラジオネーム・かずぴーさんからの情報。

僕は寒さ対策に「あめ湯」を飲んでいます。

生姜風味の麦芽糖をお湯で溶いたもので、夏は氷水で溶かして「ひやしあめ」と呼ばれるものです。

生姜のおかげなのでしょうね、身体があったまりますよ!

関西では誰もが知っているのに、関東での認知度は低く、スーパーであまり売っていないのが残念です。

あらためて、あめ湯とは・・・

・麦芽水飴を湯に溶かし、少量のおろしショウガを加えたもののこと。

・それを冷やしたものを「冷やしあめ湯→冷やしあめ」と呼ぶそうです。

ちなみに、関西の方には、常識だそうなんですが、兵庫県出身の番組スタッフ、構成作家・大仲さんによると・・

「あめ湯」は体を温める飲み物でもありますが、おそらく関西では「ひやしあめ」として飲むほうが多いかもしれないです。

「ひやしあめ」は銭湯に売ってたりして、お風呂あがりに飲みます。

昔、近畿地方のスーパーマーケット「イズミヤ」や、駄菓子屋、自販機、夏祭りでも売っていた記憶があります。

ただ、ラムネほどの人気はないという印象です。

ショウガが入っているなら、“ぽかぽか効果”はいわずもがな!

あめ湯、いろいろな商品がありますが、今日はショウガたっぷりのあめ湯をご用意しました。

魅惑のスパイス「ヒバーチ」とは?

佐賀県の北島商店というメーカーが販売している「北島のあめゆ」。

魅惑のスパイス「ヒバーチ」とは?

スー&杉山「間違いなく身体が温まる!トロトロ!くず湯に近い!」

▼小分けの袋に20グラムの粉末が入っていて、100ccのお湯を入れて飲みます。

・夏場は、作った後に冷蔵庫で冷やして飲むのがオススメだそうです。

「北島のあめゆ しょうが湯」は、5袋入りで税込み270円。10袋・20袋入りもあります。
都内のお店などには卸していないそうで、オンラインストアで購入できます。

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