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2月14日(月)放送分

昨年、筋が少なく芯まで甘い「台湾産のパイナップル」が日本でも人気になりましたよね。最近、台湾産の「バンレイシ」、またの名を「釈迦頭(シャカトウ)」というフルーツが昨年末から日本にも輸入されるようになったのをご存知でしょうか?

日本ではあまり馴染みがないですが、台湾では非常に人気のあるフルーツの1つです。


(以前、小笠原さんが沖縄へキャンプの取材に行った際に発見した、「アテモヤ」というフルーツを番組でもご紹介。この「釈迦頭」はその仲間。)

ピンチをチャンスに。日本への輸出が増えた!
ただ、近所のスーパーなどで見かけたことはないですよね。そもそも、長期保存と運搬に向かないため、日本で食べられる機会は少なかったんですが、急速冷凍して、食べる前に自然解凍することで甘さや食感を保持する技術が実用化され、実は2018年から少しずつ輸入が始まっていました。(検疫の制限があるため、そもそも日本では生を購入することはできません。熟成を促す処理を施した後、マイナス40℃で急速冷凍し、それを真空包装したものが日本に輸入されています。)

パイナップルに続く、台湾産の「釈迦頭」を食べてみた!の画像はこちら >>

昨年から2,000トンを目標に輸出を試みているそうです。
どういった経緯で日本への輸入が増えたのか、台湾貿易センター東京事務所 所長・陳英顕さんにお話を伺ったところ・・・

台湾 釈迦頭は年間、およそ5万7000トン生産していて、およそ1万6000トンを輸出していました。その内9割は中国向けだったのですが、中国政府が昨年の9月に急遽台湾からの輸入を禁止と発表しました。このピンチをチャンスに変えるため、有望市場の日本、香港、シンガポールに積極的に紹介するようになりました。

日本の沖縄産のアテモヤと台湾産の釈迦頭、品種は一緒。


違いとしては、

その① 台湾の釈迦頭の方がアテモヤの倍ぐらいサイズが大きいです。

その② 世界中、産業として育つのは台湾だけです、従って量的な供給が可能です。

台湾の南東部にある県「台東県」で育てられていて、収穫時期は12月から4月まで。ということで、まさに今が食べごろ!

パイナップルに続く、台湾産の「釈迦頭」を食べてみた!

「釈迦頭」の見た目は・・・ボコボコとした外見。
リンゴより少し大きい。ボコボコとした外見が特徴的。このボコボコがお釈迦様の頭のようだということから、台湾では「釈迦頭」と呼ばれている。中身は白く、黒い種があります。

「釈迦頭」食べ方は・・・シャーベットやスムージーのよう!
台湾産の「釈迦頭」は冷凍された状態で届くので、まず、常温で1~2時間ほど置いておき、少し柔らかくなったところで4等分に、くし切りすると食べやすい。それをスプーンなどで種を避けつつ食べます。電子レンジでおよそ40秒、解凍してもOK。そのまま食べても美味しいですが、甘いので牛乳やヨーグルトと混ぜて、スムージーにしてもいいかも!

パイナップルに続く、台湾産の「釈迦頭」を食べてみた!

「釈迦頭」お味は・・・見た目に反して、とっても甘い!!!
無骨な見た目と相反して、糖度は18度から25度で、メロンやぶどうよりも甘い果物。

そのため、英語では「シュガーアップル」とも。食感はトロっとしていながら、梨のようにシャリシャリとした食感も感じる。

「釈迦頭」栄養満点!
とても甘いためカロリーは高めですが、栄養満点!
血圧を下げる効果があるカリウムやマグネシウム、食物繊維、ビタミンB2など疲労回復、美肌に効果がある栄養がたくさん!なんとマグネシウムはリンゴの9倍、ビタミンB2はリンゴやモモの14倍など、女性にも優しい栄養がたくさん!

オンライン旅行予約サイトKKdayにて購入可能。2~3個、およそ900g入りで、税込5,700円。台湾からの輸入ということで少々お高いですが・・・ぜひ、興味がある方は、食べてみてくださいね!

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