TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
6月20日(月)の放送はリスナーの声をもとにテーマを決める「ふらっとトピック」のコーナーにて、「夏の文庫フェア」を紹介。コーナーの後半では、向井さんとGAGのひろゆきさんが、滝沢カレンさんにオススメの文愛読書をプレゼンしました。
カレンさんが、さくらももこさんのエッセイが好き。だと話していた事をヒントに“あの”本をオススメしていました。
(向井):そんなカレンさんに僕がおすすめしたい1冊はエッセイなんですけど、こちらです。『社会人大学 人見知り学部 卒業見込み』
(滝沢):お、すごい。
(向井):という若林正恭さんという方が書かれている本なんですけど、
(滝沢):オードリーさん。
(向井):オードリーの若林さんが書いたまさしくエッセイなんですが。
(滝沢):面白そう。
(向井):これがですね、先ほど言った『もものかんづめ』はさくらももこ先生のドライな視点というか、っていうのが面白いんですけど、もうちょっと若林さんのエッセイになると”ウェッティー”なんですよ。ちょっと湿り気のある目線というか。
(滝沢):あら、深みがあるんですね。
(向井):それは何故かっていうと、やっぱり若林さんが20代、売れたかったけどなかなか思うように"
売れられなかった、っていうこの鬱屈とした20代があるから、この世の中をかなり斜めに見るようになってしまってるんですね。例えばハロウィンで浮かれている世の中とかに対して、なんだそれ、っていう。
(滝沢):へえ。そうなんですか。
(向井):だからこそ社会への疑問とか。例えばテレビでやる食リポ、豪華な食べ物をね、みんなタレントさんが食べて美味しいとか言うことにも、ずっと20代「何してんだこいつら」と。「誰がこんなもの見たいんだ、しょうもねえ。」って思ってたけど、それを自分でやるときが来るわけですね。今までずっと馬鹿にしてたモノを、自分がやることになった事への戸惑いとか、そんなことを全部エッセイにリアルタイムで書いてるんですよ、若林さんが。
(滝沢):面白そう。
(向井):さらにやっぱりスターになりたくてこの世界に入ったけど、本物のスターたちと出会って、客観的に自分を見てしまいすぎて、恥ずかしくて出来ないことが多すぎる。でもスターの人と会ったら、主観が強くて、自分のやりたいことを貫くからこそスターなんだ、と。自分はスターになれない、客観視が強すぎる。
(滝沢):じゃあ客観じゃない自分になっていくんですか?
(向井):ただ若林さんのやり方としては、客観も一周させた末に、もしかしたら最強の主観になるかもしれない、って信じたりとか。
(滝沢):なるほど!面白い!
ー---(中略)ー---
(向井):これが、私がもう本当に、ちょっとバイブル的に読ませて頂いてる。
(滝沢):響いた、って事ですね。
(向井):『社会人大学 人見知り学部 卒業見込』おすすめです。
(滝沢):面白そう。どうしましょう。
・・・そして、その後、ひろゆきさんもカレンさんに、オススメ本をプレゼン!
どちらがカレンさんに刺さったのか!?
ちなみにコーナーの最後には、向井さんが山里さんの『天才はあきらめた』も「山里さんに“お前、若林派だろ”って言われちゃうので」と取ってつけたようにオススメしていました。