TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~木曜日の11時から放送中!
(2月22日放送)
工芸茶をご存じでしょうか。工芸茶とは、中国茶の一種で、飲むのはもちろん、見て楽しめるお茶。
工芸茶を実際に味わうために、銀座にある工芸茶専門店「クロイシス」に伺いました。


中国茶自体は2000年ちかく歴史があると言われていますが、工芸茶はそれほど歴史が長いわけではなく、1986年に中国の安徽省で、汪芳生(おうほうせい)さんという方によって発案されたとされているそうです。
中国茶の中でも花茶という、お茶に花の香りを移したものがありまして、その花茶の茶葉を糸で束ね、お花を包み込むように形を整えて作られます。束ねる糸は医療用のものを使っているのでカラダに入っても大丈夫なんだそうです。花束を贈る代わりなど、ギフトでも購入されるとか。
工芸茶の淹れ方・楽しみ方工芸茶たくさん種類があるんですが、「オーバー・ザ・レインボー」という名前の工芸茶で淹れてみます。
■見て楽しむのが醍醐味なので、耐熱ガラスのポットなどを使いましょう。
■日本茶は、80℃ぐらいの低温でいれるのがいいと言われていますが、工芸茶は、発酵度が高いので熱湯でいれるのがおすすめとのこと。
■熱湯を注ぎ入れたら、茶葉の様子を目で味わい、動きが落ち着いたら飲みごろです。
■だいたい1つの工芸茶で1リットル。
■使用後の茶葉は、水に移し替えて水中花として飾るのもおすすめ。
■毎日お水を交換して1週間ほど楽しめます。



形状によって違うんですが、安いもので1個・税抜き195円。さきほどの「オーバー・ザ・レインボー」が334円。だいたい1個500円以内ぐらい買えますが、複雑な形のものだと2000円近くするものも。
今回購入した「クロイソス」では115種類もの工芸茶を扱っているそうです。

ほかに、「ヴィーナス」、「シャングリラ」、牛をかたどった「孺子牛(じゅしぎゅう)」など、馬やウサギの形のものも。味のベースは基本的に同じですが、使っている花が変わるため、香りが変わってきますし、味も少し変わります。



自分のティータイムを充実させるためや、ギフトとしても人気なんだそうです。母の日・父の日、バレンタインデー、ホワイトデーなどなど。
工芸茶専門店「クロイソス」

■東京メトロ銀座駅から徒歩5分の場所にあります。
■工芸茶の試飲もできますし、タイミングがよければ、実際にお茶を淹れる様子を見せてもらえます。
■店舗は銀座のみですが、オンラインショップもあります。
◆2月22日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210222110000