毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」。
4月5日のゲストは、樹木医の和田博幸さんでした。

これまで、数々の桜の名所で再生活動を行ってきた和田さん。
中には天然記念物に指定されている桜なども担当されました。
桜は、一般的には弱いと言われているが、実は底力があるのでソメイヨシノなどは土壇場に強いとのこと。
樹木医のお仕事としては、樹木を観察し、その後、根っこの状態を確認し、治療方針を考えていくそうです。
しかし、そこには人間の力が欠かせない為、色々な人の意見を聞いたり、場所によっては敷地の問題もあるので、それぞれの意見をまとめるのは大変だと仰っていました。

現在、地球の温暖化により、今まで考えられなかった樹木の病気や害虫などが増えてしまい、大きな被害も出ているそうです。
現在、関東地方ではコナラの大木が枯れ始めている。カシノナガキクイムシがナラ菌を木に植え付けて餌にしますが、この菌の菌糸が樹木の根が吸い上げた水が通る導管を詰まらせて、水の吸い上げを阻止してコナラを枯らしてしまうそうです。
都内の桜は、見頃を過ぎてしまいましたが、群馬県や茨城県などの「山桜」は今からが見頃と教えてくださいました。
◆4月5日放送分より 番組名:「伊集院光とらじおと」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210405100000