TBSラジオからバービーがお送りする「週末ノオト」(毎週土曜13:00-14:55)

6月19日(土)今回のパートナーは、一月前、ツーブロックにした藤森祥平アナウンサー。

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藤森祥平「”ドッグ・犬”について考えてみた」

アナウンサーコラム「〇〇について考えてみた」。

今回は「ドッグ・犬」について。

今までのアナウンサーコラムでは、本人いわく「うんちく系が多かった」藤森さん、今回は愛犬「ルイくん」のお話。
「犬を飼って分かったことがある!犬は人の事をよく見てるし、人の話もよく聞いてる!!」と力説。

藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

愛犬「ルイくん」は、藤森さんが何も言わずに出かけるとすごく吠えるのに、「ちょっと買い物行ってくるね、お留守番お願いね」と言って出かけると、吠えない…。更に、藤森さんに話しかけてくるそうで、「エサを食べたい!」という時は、ちゃんとそういうアピールをするそうです。
藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

空気を読む能力にも長けていて、藤森さんの娘さんが受験勉強でちょっと躓いた時、親である藤森さんと奥様は「一人にしておこう」と判断。
しかし、ルイくんは娘さんのベッドにちょこん…と座って、そっと寄り添っていたそうです。

藤森:こっちをじっと見てるわけです…「ここは俺に任せろ」(と言っているかのような顔つきで。)

バービー:ええーーー!?

藤森:そんなの初めてだよ?ベッドに飛び乗ったこともない…。別に吠えるわけでもないんですよ。じーっと、そこで見守ってこっちを見てくるわけです。

バービー:すごいですね、慰めるならまだしも、「慰めるの俺だからお前ら来んなよ」っていう…?

藤森:そうなんです!

藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

藤森:正直大変ですよ、犬飼ってみて。
旅行に制限あったりですとか、いきなり踏んづけられたりとか、ちゃんと朝も起きなきゃいけないとか。でも、思った以上に人間のことを見てる・聞いてる・考えてる。こっちが成長させてもらってる。

バービー:んー、学ぶことが多いんですね。

藤森:学びの連続ですよ。

2時台は感染症専門医・忽那賢志先生さん

今回は、ニュース番組の新型コロナウイルス解説でおなじみ、感染症専門医の忽那敏志先生がリモートでご出演。

藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

忽那先生は、国立国際医療研究センターに勤める感染症医。
中国・武漢からのチャーター便の帰国者の対応や、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」号の患者受け入れなど、新型コロナウイルス発生直後から、コロナ対策の最前線で、感染者への診療をされてきました。

そんな忽那先生に、ワクチン接種をメインに、新型コロナについていろいろと伺いました。

バービー:そもそも、ワクチンを打つと打たないとでは、感染リスクはどのくらい違うんですか?

忽那:はい。実際に接種が始まる前の第III相試験というものがあって、それによると、ファイザーもモデルナも「mRNAワクチン」というものなんですけど、両方とも90%以上という非常に高い発症予防効果が示されています。

藤森:90%の有効性というのは、どのくらいの凄さ、どう受け止めたらいいんですか?

忽那:通常私たちが打っている「季節性インフルエンザ」などのワクチンがありますけども、これは効果が50%から60%くらいなんですね。

バービー:そうなんだ…!!

忽那:「重症化を防ぐ」という事がメインの目的で、皆さん接種してると言う事なんですけど、(コロナのワクチンは)それをはるかに上回る効果で、発症を9割防ぐと言うのは、期待を大きく上回る、効果のあるワクチンが出来たと言う事だと思います。

バービー:2回打つのはどうしてなんでしょう…?

忽那:1回だけだと、抗体が十分な量出来ないので、もう一度追加で刺激をすることによってさらに免疫を強くするという事ですね。

バービー:1回目も2回目も打つ量と中身は同じなんですか?

忽那:同じです。

藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

そして、「副反応」について。
ワクチンが有効であっても、副反応のせいで接種をためらう人も多いとされています。

その副反応、よく報告される症状としては、「打ったところが痛い」「倦怠感」「頭痛」「筋肉痛」「寒気」「発熱」など。
忽那先生自身がワクチンを接種した時は、打って数時間後に、腕に少し痛みがあったそうですが、大きな副反応は特になかったそう。
もちろん個人差はありますが、バービーさんが気になる事として…

バービー:海外のニュースで、「女性の血栓が」とかいうニュースが出てたじゃないですか…そこら辺が一番心配かな…と。

忽那:女性の血栓の方は、アストラゼネカのウイルスベクターワクチンの方なんですね。

バービー:あ、そうなんですね!

忽那:なので今、日本で接種が行われているワクチン(ファイザー、モデルナ)で血栓に関しては、ほぼほぼ心配ないだろうと思います。
あるとすると、アナフィラキシーが起こることがありますので、特に「アレルギー歴がある人」「これまでにアナフィラキシーを起こした事がある人」に関しては、アナフィラキシーを起こす事がありますので、少し長めに、30分くらい接種場所で待機してから、お帰り頂くのがいいかと思います。

藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

ワクチン接種を「避けた方がいい人」についてもお伺い。

バービー:基礎疾患がある方が摂取しても大丈夫ですか?

忽那:基礎疾患がある方もじゅうぶん免疫が出来ますし、感染してしまうと重症化しやすいので、むしろ基礎疾患がある方は打った方がいいですね。

本当に打たないほうがいい方は、mRNAワクチン(ファイザー、モデルナ)のなかに「ポリエチレングリコール」という成分が入っているんですけど、それに対するアレルギーがあることが分かっている人は、アナフィラキシーを起こす可能性がかなり高いので、打たないほうがいいと言われています。ただ、そういう方には、アストラゼネカのワクチンがいいと思います。

藤森祥平「ドッグ・犬」について考えてみた/ゲストは感染症専門医・忽那賢志先生

忽那:たとえ他にアレルギーがある方も、何かの薬にアレルギーがあっても、アナフィラキシー起こすとは限りません。基本的には稀ですので、接種する医師やかかりつけ医と相談していただいて決めていただくのがよろしいかなと思います。

◆6月19日放送分より 番組名:「週末ノオト」
◆https://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210619130000

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