TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
12日6日(水)は『ふらっと向井くんち』!スタジオを『向井さんの家』に見立てて、お隣の三田寛子さんと“お客様”をお迎えし、お土産話を伺います!
本日のお客様は、木曜JUNK「メガネびいき」でおなじみ!おぎやはぎの小木博明さんと矢作兼さん!
小木さんは学生時代三田寛子さん推し
三田:世代がどっちかっていうと一緒じゃないですか。私が66年生まれでおぎやはぎさんが71年生まれで。
矢作:そうです、そうです。
向井:ラジオでも小木さんが三田さんのことをちょっと推してたとか?
小木:僕大好きで。本当ね、学校でも。
三田:お恥ずかしい。
小木:僕だけがすごい好きで。
一同:(笑)
向井:僕だけが、って!そんなわけない!
矢作:わざわざ原宿行ってブロマイドカードを買ったんでしょ?小木がブロマイド買うなんて、あんまり聞いたことない。
小木:3人しか買ってない。キョンキョンと明菜と。
三田:王道じゃない。
矢作:「明菜」っていう。なぜか中森明菜さんの「明菜」って言う。一番痛いファンね。
小木:寛子さんと。
三田:でも私が主人のスキャンダルとか何かのときにお2人がコメントで私のことをすごく優しく言ってくださってたニュースがネットで出てきて、なんかありがたいな~って。
向井:そのときの三田さんの対応を見て、小木さんが「俺が好きだったのは間違ってなかった」って。
一同:(笑)
小木:そうそうそう。
矢作:見る目があった。
おぎやはぎが友達になったきっかけは“ビビビ”!?
向井:今日のメッセージテーマが「友達になったきっかけ」っていうテーマで。このテーマに決まったのもおぎやはぎさんが高校のときから同級生で、出会ったぐらいのときから、この人とは仲良くなりたいってなったんですか?
小木:気になる存在ではあった。
三田:高校で、バチバチとかじゃなく男女の恋愛でもなく男同士ってどんな感じで仲良くなるんですか。
矢作:“ビビビ”ですよ。聖子さんの。
向井:ビビビ婚、懐かしい(笑)
矢作:小木を見たときは“ビビビ”って本当になって。
向井:何にですか?それは。
矢作:電車が一緒でね。
小木:そう。高校とかって電車が一緒になるでしょ。最寄り駅ね、高校の。
矢作:小木がいつもドアのね、横のなんか立つスペースあるでしょ?みんな好きなところ。
向井:あそこをみんな取り合う。
矢作:棒あるでしょう?それを小木も触ってるから、俺も触ってみたんだよね。
三田:やだあ!
小木:気持ち悪いじゃん。
矢作:じゃあ“ビビビ”って。
小木:静電気じゃん。
矢作:「何これ!」って
一同:(笑)
向井:“ビビビ”って心じゃなくて?物理的に“ビビビ”って?
小木:なんだよ!
矢作:俺もそれで話しかけようと思って。でも高校1.2年のときは電車の中で見てるだけ。一方的に。
向井:そうなんですか。
矢作:俺が一方的に見てると思ったら、小木も見てたらしい。
三田:やだ!なんか恋愛の始まりみたいですね。
矢作:全然俺のこと見てる感じしないのにチラチラ見てたらしい。
小木:俺そういうタイプなんだよ。好きな人とも目を合わせられないから。
向井:小木さんも何か気になってたんですか?
小木:気になってたね。
向井:それって見た目ですか?なんですか?
小木:矢作はね、見た目。
一同:(笑)
小木:顔が好き。
三田:でも今のこのまんまでしょう?
小木:全然違うのよ。長髪よ!
三田:ええ!?
向井:ロン毛時代があるんですか。
小木:ロン毛。
矢作:そんなじゃないです。肩ぐらいまでかな。
小木:肩くらいまで伸ばしてる時あった。たまに革ジャン着てきたりとか。ライダースね。
一同:(笑)
矢作:いや制服だから。
小木:制服でもライダース着てきて。
矢作:俺なんで制服で、たまに革ジャン着てるのよ。
小木:廊下に何か鏡があったりする場所があんのね。そこで髪をすごいとかすのよ。髪がロン毛だから。
矢作:そんな時代あったかな。
小木:あったよ。俺すごい印象深いもん。

おぎやはぎの昔の芸人のイメージは「フレンドパーク」と「マジカルバナナ」
向井:仲良くなって、すぐお笑いやるわけじゃないですよね?
矢作:やらないんだよ。
小木:そこはさすがに。
向井:でも面白い、とはお互い学生時代から思ってたんですか?
矢作:思ってた。
小木:一番面白いと思ってた。
矢作:超面白かった、小木。
向井:お互いに面白れ―な、って(笑)
小木:でもさすがにプロとしてやっていこうなんてその時はまずないからその時代は。学校もないしさ。
向井:お笑いやる、って発想自体そんなに、って事ですよね。
小木:ないない。
矢作:しかも東京だから、劇場も見に行ったこともないから、生で芸人さんがコントやったり漫才やってるっていうのを見たことがない。何やるかもわかんない。
小木:俺らがお笑いやるっつうのは、何かゲームしてる感じ。
矢作:テレビで『フレンドパーク』
小木:あれが芸人の仕事だと思ってた。
向井:バラエティ番組の。
矢作:マジカルバナナとかやって。
小木:「マジカルバナナ♪」とかやってあれで何か景品もあったりお金もらえるんだっていうぐらいの感じよ。こんな良い仕事ねーな、って。

芸人を目指したきっかけは極楽とんぼ・加藤浩次さん
向井:それでお互い社会人になるわけですよね。でも「お笑いやろう」っていうのはなぜなんですか?
矢作:これはだから元々お笑いは好きだけど、そんなつもりはなかったんだけど。ちゃんとした話なんだけど極楽とんぼの加藤さんと出会うのよ。
小木:そこの出会いがでかいのよ。
向井:矢作さんが加藤さんと、仲良くなるんですよね。
矢作:そう。プライベートで。芸人になる前にいわゆる飲み屋で知り合うから、だから僕未だに「浩次くん」って呼んでるんですよね、先輩なんだけど、友達だから。僕らだけね、そういう言い方になっちゃって。
向井:その友達のきっかけは何ですか?
矢作:飲み屋で僕の先輩が働いてたんだよね。
三田:加藤さんはもうデビューされてて?
矢作:深夜番組でちょっときかけてる感じの。
小木:もうノリノリのときの。
矢作:若いお笑い好きとかは「極楽とんぼ面白いよな」みたいなこと言ってるとき。
三田:そのときはお2人とも会社員?いわゆるサラリーマンなさってて?
小木:会社員で、矢作が飲み屋に呼ばれてたから、そこで知り合って、それで話してて。
矢作:お笑い芸人と喋ると、こっちもちょっと面白いと思ってるわけです、自分たちのことを。だって家に遊びに行くときの「ピンポン」って鳴らして、それで「誰ですか?」って言って面白いこと言わないと入れない、みたいな。
向井:そんな事やってたんですか(笑)すごいストイックな遊びやってますね。
矢作:すごい面白いんだから。
小木:椅子から転げ落ちるくらい笑っちゃうんだから。
矢作:超面白いやつ来るから。
小木:大喜利的なことをね。
矢作:そういうことをやってるから。お笑いに自信あるけど、プロの、しかも深夜番組で売れかけてる芸人さんと話したときにやっぱ感じるじゃない?普通だったらレベルの差というか。
向井:はい。
矢作:それがね、感じなかったんだよ。
一同:(笑)
向井:へー!
矢作:なんかちょっと似てたの。
小木:感覚がね。面白いと思うこととかも。
矢作:加藤さんと出会ったのも良かったんだよね。「こういうの面白いな」と思ってることが意外と似てて、「あれなんか俺も意外といけんじゃないかな」って。そこで思ったんですよね。
向井:そこで初めてプロの芸人っていうのを?
小木:矢作は先に意識をし始めたんだよ。で、たまに俺に会うわけよ。「昨日、知ってる?極楽とんぼの加藤さんって人に会ったんだけどさ、大したことないよ」
一同:(笑)
小木:感覚が近くて、なんか夢の中の人と一緒に喋ったときにそれほどでもないってことよ。
向井:自分たちも負けてない、って事ですよね(笑)
矢作:言い方が悪いよ。
向井:加藤さんを下げちゃってるんで。「俺たちもまあまあ良かったよ」って事ですよね。

加藤さんのアドバイスのおかげで「オーディションに落ちた事ない」
三田:何か聞くところとそのお2人の眼鏡をかけてやるっていうのも加藤さんが?
矢作:そうです。キャラがほら。ないじゃないすか。いわゆる普通の人なんでやっぱり。でキャラをつけるには2人とも眼鏡っていないよ、とかって言って。
三田:へー!
小木:加藤さん優しいのがさ、ちょっとした俺らの、本当にちっちゃい劇場に出るときも見に来てくれんだよね。こんな俺らの。
向井:アドバイスくれるってことですか?
矢作:1回だけだけどな。
小木:まあまあ1回だけだけど。
一同:(笑)
小木:1回見て「こんな感じか」って。アドバイスを。「すげえ滑ったときはその後取り返せ」「エンディングで取り返せ」と。
矢作:あのアドバイスが結果良かったよな。
小木:よかった、よかった。
向井:そうなんですか?
矢作:ネタがウケなくて、スベって。その後、芸人ってエンディングがあるんですよ。舞台上に10組ぐらい集まってトークしたりとかするんです。そのときこっちはスベったから黙ってたら、加藤さんが「ネタは別に良いんだよ」と「その後!そこで取り返せ!」みたいなこと言われたから、その後テレビとかのね、深夜番組のネタ番組のオーディションとか行くじゃないですか。オーディションって普通スベったら終わりなんですけどその後、並んでるディレクター相手に超取り返したの。「きょう調子が悪かった」とかいろんな言い訳して。
小木:フジテレビだとさ、リハ室に鏡があんのよ。鏡の前に審査員みたいな人が座ってて俺たちはその前でやるんだけど「自分たちが鏡に映っちゃってて、なんか恥ずかしくて、やりづらかった」とかさ、訳わかんない言い訳を。
矢作:「そんな練習したことねえからやだ」とか。
小木:そうそう、やりづらなかったとか。
向井:それがでも「面白いね」ってなって。
小木:そこから受かるのよ。だからオーディション落ちたことないのよ。
向井:ええ!?
矢作:取り返すから。

初年度のM-1グランプリ決勝進出も「来なきゃよかったー!」
向井:M-1とかもおぎやはぎさんは初年度に出場されて。初年度なんか特に緊張感ある大会じゃないですか。あのときはおぎやはぎさん的に「絶対取ってやるぞ」とかギラギラしてる感じってありました?
矢作:いや初年度だからむしろないのよ。賞レースみたいなのもよく知らないし、みたいな感じでやったら残っちゃってるから。「えー?何?」とかっていう感じで行ったんだよな。そしたらすごいみんな壁に向かって漫才の練習してるの見て引いたっていう。
一同:(笑)
矢作:「やばいよ!小木、これマジのやつじゃん」
小木:「来なきゃよかったー!」っつってさ。
向井:来なきゃ良かった(笑)
小木:本当やばいんだよ、緊張感が。
矢作:「すごい漫才師じゃん、みんな。」「俺たちなんて場違いじゃん」とかって言って。
向井:でも予選のときから、ヒシヒシとわかってくるもんなんじゃないんですか?「あれ?これマジの大会だな、1000万かかってるし」とか。
小木:いやいや予選は普通の劇場でやるだけだから。
矢作:そうだよ。だから決勝発表されたときだってね、別に。「ああ、そうなんだ」みたいな感じ。
向井:「よっしゃ!」とかは?
小木:ない。
矢作:そういう大きい大会だってことだからわかってなさすぎて、本番のネタも、直前の10分前にネタ変えたんですよ。
向井:これ本当すごいですよ。
矢作:すごくないのよ。今だったらやんないと思うよ。今はもう一世一代のね。
向井:もう1年かけて
小木:年末の風物詩みたいになってんじゃん。この大会が。
矢作:そんときはそんな大した大会じゃなかったんすよ。
一同:(笑)
向井:そんなことないですよ!1年目からの注目度すごかったですよ。
三田:でもやっぱりそれは、最悪はエンディングで盛り返せば、っていう。
一同:(笑)
向井:いやエンディングがないから。M-1は(笑)