ふらっと こども電話相談室

TBSラジオで長年親しまれた名物企画「全国こども電話相談室」(1964年~2008年)のコンセプトを受け継いだコーナーです。今回は2024年11月11日(土)に東京・港区のTBS、赤坂サカスで行われた公開収録の模様をご紹介します。

Q. SDGsの考え方はどうして、何のために、いつ生まれたんですか?(埼玉県 はるきくん 8歳 小学2年生)

(回答した先生)木村葉子さん/「毎日小学生新聞」元編集長

SDGsの考え方はどうして、何のために、いつ生まれたの?の画像はこちら >>

向井おにいさん:「ふらっと こども電話相談室~SDGsウィーク公開収録 in 赤坂サカス」。さあ、それでは続いていきましょう。質問ある方!

会場:はあーい!

向井おにいさん:いやあ、本当にみんな当てたいんですけどね。じゃあ、4列目のジージャンの男の子。お名前を聞かせてもらってもいいですか。

― はるきっていいます。

向井おにいさん:はるきくんは、好きな学校の教科はありますか?

― 図書と体育。

向井おにいさん:体を動かすことと本読むこと、どっちも好きってすごいです。最近読んだ本はあります?

― 三国志です。

向井おにいさん:ええっ! 長げえぜ、三国志って相当(笑)。好きなんだ。へえ! 何が面白い?

― 三国志でいろいろな軍師とか歴史について知りたいから。

向井おにいさん:歴史好きなんだ。へえー! さあ、そんなはるきくんですが、はるきくんの質問を教えてください。

― SDGsの考え方はどうして、何のために、いつ生まれたんですか?

向井おにいさん:ほおー。SDGsっていう言葉は、いつ頃聞いた感じがある?

― うーん、5歳ぐらいから。

向井おにいさん:5歳ぐらいから聞いてた(笑)。だから3年ぐらい前から、なんか聞くようになったかなっていう感じかな。確かにSDGsってぼくらが子どものときには聞いたことなかったですもんね。まさに今日もSDGsのイベントでありますけど。じゃあ木村先生、お答えいただいてもよろしいでしょうか。

木村先生:はい。はるきくん、質問ありがとうございます。すごくしっかりした男の子で、軍師が好き! ちょっとかなり葉子先生は緊張しちゃってるんだけど、ごめんね(笑)。

じゃあちょっとSDGsの話をしようと思います。
私たちが生きている地球ってひとつしかないよね。その地球がさっき長谷部先生からお話があったように暖かくなったり、気候が変わったりしている。気候が変わっているだけじゃなくて、いろいろと生きにくくなっちゃっている。でも私たちがこのひとつしかない地球でみんなで仲良くずっと生きていくにはどうしたらいいかな・・・ということを考え始めたのが、SDGsの始まりなんだよね。それがいつから始まったかっていうと、2015年なのね。

向井おにいさん:8年前ぐらいですか。

木村先生:そうですね。国連っていう国際的な会議があって、それは世界の国がみんな仲良く平和に生きていきましょうってことを考えたり、実行していったりする集まりなんだけど、その会議で生まれたのが2015年。この会議によって、気候の話だけじゃなくて、みんなが平和にお勉強できたり、食べるものに困らなかったり、自然環境を守ろうとか、人間だけがよく生きるじゃなくて地球に生きているみんながどうやったら大事な地球の上で生きていけるかなっていうことを考えたり行動したりするために、SDGsっていうのは生まれました。

― よくわかりました。

木村先生:よくわかりました?! 嬉しいなあ。

向井おにいさん:理解が早いねえ、はるきくんは。

木村先生:三国志を読んでるだけあるね、さすがだねえ。

向井おにいさん:はるきくんはSDGsのために何か自分でやってることってある?

― ラベルをはがしたりします。

木村先生:ペットボトルのラベルをはがして分けてるのかな。

向井おにいさん:えらいねえ。本当に我々にできるそういう小さいこと、細かいことがすごく大事なんですよね。

木村先生:今日集まってくれたみんな一人ひとりが「SDGsってどんなことかな」って思って行動していくって、すごく大事だね。私も続けて頑張ります。

向井おにいさん:はるきくんも引き続きSDGsを意識しながら生活していってくださいね。ありがとうございました。

― ありがとうございました。

SDGsの考え方はどうして、何のために、いつ生まれたの?

(回答者プロフィール)木村葉子さん。

1990年、毎日新聞社に入社。記者として様々な現場取材を担当したのち、子ども向けニュース雑誌「Newsがわかる」の創刊に携わりました。2021年4月から「毎日小学生新聞」の編集長を2年間務め、現在はカスタマーリレーション本部・本部長。

編集部おすすめ