今月のゲストは、ドラムボーカリストで俳優のシシド・カフカさん。

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で東京湾を眺めながら、お話伺っています。

今回は、カフカさんのプライベートに迫りました!まずは1つ目の忘れられない旅のお話からスタート。

初めての海外一人旅、きっかけは失恋!?!

シシドさんは24歳の時、初めての海外一人旅を経験しました。目的地は、シシドさんの叔父が住んでいる ”スペイン・マドリード”。見知らぬ土地で、全てのことを一人でこなすという経験から、特別な出来事が無くとも、些細なことが全部思い出になっているそうです。

要「なんで友達は誘わなかったんですか?」

シシド 「失恋をしまして!あはは!(笑)カフェに入って、1人気持ちに向き合って歌詞書いてみたりだとかっていうことをずっとしてましたね。」

要「いいですね~青春1人旅!」

近藤 「1週間ちょっとの一人旅、印象に残った出来事ありましたか?」

シシド 「到着した初日、迎えにきてくれるはずのいとこの姿が数時間見受けられず…夜だったので人もどんどん減っていき、心細かったです。もう帰るのかな、と(笑)車が故障したうえ、連絡もうまく取り合えなくて…3時間後にやっと会えました!その後の旅も、基本ドギマギして終わってしまった感じがあります(笑)でも感傷に浸りすぎない旅で、逆に良かったのかもしれません。ある意味、自分を取り戻せたというか。」

要 「それがね、やっぱり旅の醍醐味っていうかね。

客観的に自分を見れて、『何でも無かったな』みたいな感じで(笑)」

シシド 「そんな感じはありましたね(笑)」

シシドさんは、メキシコ生まれ。幼少期に日本に戻るものの、中学時代は、アルゼンチンで過ごした経験もお持ちです。しかし、通っていた学校では、英語を使う機会が多く、スペイン語は得意ではなかったとか。

合計すると、海外での生活は約5年。ほとんどを日本・東京で過ごしたため、日本文化の方が馴染み深い、とのこと。それでも、最近少し変化があったようで…

シシド 「以前は、(アルゼンチンなどの国で)携帯を見た瞬間に踊り出す人とか居ると、何か良い知らせがあったんだろうな~と、見ていたんですけど。

最近私も年を重ねて、恥ずかしさがなくなったのか、1人で外を歩いていても、陽気のいい日は歌いたくなるんですよね(笑)」

要 「今更ラテンが出てきてる!(笑)」

近藤 「あの時の血が、騒ぎ始めてる!(笑)」

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『私は、旅のスタートに”何か” あります』

シシドさんが、2つ目の忘れられない旅としてあげたのは、2018年にハンドサインを学ぶために行った “アルゼンチン・ブエノスアイレス”。

期間は、2ヶ月。1ヵ月半をブエノスアイレスで過ごし、残りの半月は、師匠であるパーカッショニスト・ドラマーのサンティアゴ・バスケスさんと共に、ヨーロッパ各地を回るというものでした。旅の中でも特に大変だと思ったのは、到着してすぐのこと、、、

シシド 「朝、空港から泊まるところに、友人が送り届けてくれたんですけど。その後、最初に部屋の扉を開けて外に出るのがめちゃくちゃ怖くて。『そうか、ここから2カ月間。1人でこの街を歩き、生き延びていくんだな』と…」

要 「地理感もないわけですよね?」

シシド 「そうなんです、土地勘の無い街に宿を決めてしまったので。

考え出したら2~3時間、部屋を出られなくて(笑)出たらなんてことは無いんですけど、大変なところに来たんだなっていう。2か月、やってみたらなんとかなるもので!楽しかったです(笑)」

この後、やっとの思いで外に出たシシドさんですが、友人と遊んで帰宅すると、今度はスマホを紛失…!位置情報を確認すると、幸いなことに、友人の車の中でしたが、翌朝はスマホの無い生活…。初めて行く学校への道順を必死に覚え、90分かけて登校したそうです。

シシド 「だいたい、私は旅のスタートに何かあります(笑)それがあるから、後が楽に思えるっていうのもあります」

シシド・カフカ、忘れられない旅の思い出を語る

一人旅をするなら、次は〇〇へ!

【一人旅に行ってみたい場所】という話でも盛り上がりました。要潤は、自分を見つめ直すため、インドに行ってみたいと思ったことがあったそうで…

要 「インドに友人が行っていて。都市伝説ですよ?! 本当か嘘かわかんないすよ!(笑)インドに、自分の運命が書いてる洞穴があるらしいんですよ。」

シシド・近藤 「へえー!」

要 「そこに入っていって、壁に書かれている、自分の生年月日を探して見ると『これから自分がどうなるか』が書かれているらしくて。それを見に行きたいなと思って。

でも、調べれば調べるほど、インドに行く勇気が無い!(笑)」

シシド 「あはは(笑)一人旅でインドは、なかなかハードル高いイメージ在りますね」

近藤 「カフカさんは、次に一人旅するなら、どこに行きたいですか?」

シシド 「何のプランも持たずに、南シチリアとか行きたい。ただ町、村を楽しむ、みたいなのは1人でも行けるかなと、、、海の綺麗な、お酒の美味しい場所に行きます。」

近藤 「ここのホテルも、東京湾が一望できるんですよ~」

シシド 「ここの部屋は、人からの視線を全く感じない窓で、その先に海があるっていう、最高の景色です。」

シシド・カフカ、忘れられない旅の思い出を語る

自分の身体の一部”髪”を切り離し、新しいものを吸収する旅

2017年には、シシドさんのトレードマークである、黒髪ロングのストレートヘアをバッサリとカットし、ショートヘアに!そのヘアカットは、横山剣さんとのコラボ楽曲『羽田ブルース』のMV撮影時に行われました。思い切ったヘアカット…そのきっかけについて、伺いました。

シシド 「あの当時、色々と考えすぎてしまう癖にとらわれていまして。どうにか、そこから抜け出す方法として、『自分の身体の一部を切り離すってどうかな』と思い立ったんですよ。切ってみたら、”失恋した女性が髪を切る理由” がやっとわかりました。

頭自体が軽くなるのもありますけど、心がすごく軽くなって、スタッフからも、髪を切ってよく笑うようになったって言われました。」

要 「性格が変わったんですか!?」

シシド 「なんか、割と物事を大きく捉えるような感覚を持った、ていうのはありますかね。2018年にブエノスアイレスに留学行く前には、ベリーショートにして!念願の!この度で色んなものを吸収するつもりで、自分の持っているものを手放していきました。」

近藤「今、またロングヘアですけど、いつかまた切る時がくるかも?ですか?」

シシド「来るかもしれないですね!MVで切るのはもうやったので、残すは、ライブで切って投げる?(笑)」

要 「やっぱ女性はそうですか?夏子ちゃんもそう?何か心境の変化があるのかな。」

近藤 「運気を変えたいときに切りますね。そうすると流れが入ってきたり…今思えば、髪の毛切ったら、新しい番組が決まったりとか!」

シシド 「髪の毛を切るっていう行動を起こしたことによって、自分の行動が、知らない間に改善に向かってるってことなんじゃないかな、って思ったりはするんですけど。モノを手放すように、髪を手放すって結構有効ですよね。」

今週は、ここでお時間…!来週もシシド・カフカさんにお話伺います。