4月のゲストは、俳優・アーティストの森崎ウィンさん。
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で東京湾を眺めながら、お話を伺いました。
森崎さんと要潤は、シングルモルトスコッチウイスキー「ザ・グレンリベット」の創立200 周年を記念した動画企画「THE・初対面」で先日共演しました。
要:俳優業について結構喋りましたけども
森崎:こんなにディープにいきなり喋るものなのか、というくらい喋りましたね(笑)
要:台本がほとんど無かったので、探り合いながらも本音がポロリポロリとね(笑)
森崎:もう要さんがずっと引っ張ってくださっていて。僕なんかほぼインタビューを受けているみたいな(笑)
要:いやいや、僕もたくさん喋らせてもらいました。
近藤:私も拝見して。結構長くラジオをやらせていただいてるんですけど、要さんがこんなに俳優業について熱く語ってる姿は初めて見ました。
要:いや、あんまり俳優とは、なんて喋らないじゃないですか!(笑)
森崎:確かにそうですね(笑)番組のせいにできるので!いいタイミングで真面目な話を聞けてよかったなって思いました(笑)
突然のハリウッドデビュー⁉
森崎さん、周りからの目と自分の立ち位置とのギャップに困り、どう在るべきかわからないと悩んだ時期もありました。
というのも、森崎さんが一気に知名度を上げた作品が『レディ・プレイヤー1』。2018年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督のハリウッド映画だったためです。
当時は日本の映画に出演していましたが『森崎ウィン』として、一人ニュースに取り上げられるというのは『レディ・プレイヤー1』が初めてだったそう。
森崎:やっと森崎ウィンという俳優がいるんだっていうことが世に出始めたという感覚だったんです。だからこそ、在り方がわからないというか…。もう周りからはハリウッドでしょ、という感じだったので、日本語喋れない感じで居た方がいいのかな?みたいな(笑)
要:あははは(笑)ハローみたいなね(笑)
森崎:Hallo!って、でもそれやると後々しんどいしな~と(笑)
要:公開は2018年ですけど、オーディションや撮影はだいぶ前から?
森崎:だいぶ前でした、2015年くらいにオーディションして8カ月ほど結果を待って、2016年に撮影開始みたいな。
要:8ヶ月ですか!もう受かってるのか、落ちてるのか忘れてるぐらい!(笑)
森崎:日本だと、朝ドラとかみたいにギリギリまで情報が出ないために親にも言えない。

『二次オーディションは断片的にしか覚えてないです』
オーディションをしてから、8カ月合否を待ったという、森崎さん。事務所に呼ばれて『おめでとう』と言われたときは、驚きからリアクションが取れなかったそう。『人って本当にポカンとなるんだ』と振り返っていました。
近藤:オーディションでは何か手応えだったり、やりきったっていう感覚はあったんですか?
森崎:いや、まったくなかったです!最初は、ビデオオーディションで、映像を送って、そしたら先方が良いねってなってくれて、二次オーディションではLAに行きました。
要:二次オーディションでいきなり!
森崎:LAに行って、初めて向こうのキャスティングディレクターたちに、この作品知ってる?スティーヴン・スピルバーグ監督の作品だよ、って。
要:そこで初めて知るんですか!?
森崎:ていうくらい情報が、出てなかったですね(笑)
近藤:そうなんですね!
森崎:明日スティーブンいるかもしれないから!とか言われて。スティーブンて!みたいな(笑)
要:あはははは(笑)
森崎:それで行ってみたら、監督がいらっしゃって。もうなんか記憶が断片的になっていますね(笑)なので、全然手応えとかなかったです(笑)
近藤:面接で合否が決まった感じなんですか?
森崎:です。後々聞いたらプロデューサー陣などは、あえて日本からキャスティングするってことで、彼でいいの?と確認をしていたらしいんですけど。監督が『彼がいいんだ』と言ってくださったみたいで、、、
近藤:その言葉は嬉しいですね!!」

撮影の裏話、ドライバーさんとのエピソード
晴れて『レディ・プレイヤー1』に出演することが決まった森崎さん。ハリウッドではどのように撮影していたのか、裏話を伺いました。
森崎:ハリウッドでは、とにかく時間がしっかりと守られていて。香盤表があって、もう録りこぼしがあっても時間になったら監督がOKって帰っていくみたいな(笑)あと、撮影中って、車を一台貸してくれていたんですけど、オフの日以外は乗るなと。
要:やっぱり、黒塗りの車がくるわけですか?
森崎:はい、もうスタジオ付きのドライバーさんがきてくれて。それでそのドライバーさんに関しても本当に色んなストーリーがあって。ドライバーさんは錚々たる方々を乗せているわけでして。『レディ・プレイヤー1』のキャストの中に、毎回10分遅刻する方がいて、ある時ドライバーさんがキレたんですよ。『主演クラスの人たちは、皆わかってる。自分が遅れたことによってこのプロジェクトで何千人っていう人達に遅れが出るのか。だから送れないんだ』って言っていて。
森崎さん自身も、遅刻癖があるけれど、日本人代表…!ということで日々三分前には到着しているようにしていたそう。この体験をして、本当に早く来ていてよかった!と胸をなでおろしたそうです。
また、撮影はどのような流れで行われたのでしょうか?
森崎:スタジオに到着すると、控室があって。それで、撮影自体は、その日に順番が決まるんですよ。
要:待ち時間はいっぱいあるんですか
森崎:そうなんです、もうギリギリまで本役は行かないんです。スタンドインさんがいらっしゃって、ライティングテストとかまでやって。最終的に本人が呼ばれて、撮影するというような感じでした。

ある日、とんでもない額が振り込まれた?
ハリウッド映画に出演したということで、ある日とんでもない額のギャラが振り込まれたという森崎さん。実際はどうだったのでしょうか?
森崎:あの、もうびっくりしました。初めて、映画のギャラで分割でもらいました。事務所も分割で請求しているような額でした、、、
要:なんか期間が長ければ長いほどとプラスされてたり、ちゃんと日割りで計算されていますよね。
森崎:そうです、拘束時間。あと例えば天気とかでロケができなくて、絶対オフの日、土日に撮りたいんだってなった時は、プラスでいくらと。
要:残業代が、しっかりつくんですよね。
森崎:そうです。ちなみに『レディ・プレイヤー1』はとにかくCGがメインで、CGの方は現場で古スタンバイだったので。その方々の土日の時給は二倍でしたね
近藤:すごい、休日出勤というような、会社のシステムのようですね。
森崎:向こう(ハリウッド)はもう、協会とかで守られてるんですよね確か
要:ユニオン(労働組合)がね。いや~夢がありますね!
森崎:夢がありましたね。
今週は、ここまで!
来週はさらに森崎さんを深堀りしていきます!お楽しみに!
