台湾へ旅行するなら、夜市に行かなきゃはじまりません。さまざまな味覚を楽しめる夜市ですが、高雄には、なんとシーラカンスとおぼしき魚を食べさせてくれる店があります。


「生きた化石」のお味は?

問題の店は半世紀以上営業している老舗!

問題の店があるのは「六合二路夜市」という高雄屈指の夜市です。

中国語ではシーラカンスを「腔棘鱼」と書くようですが、看板にはこの文字はありません。

しかしこの絵、そして「野生深海大石斑」の文字。どう考えても「深海の生きた化石」と書いてあるような・・・。

「45年老店」の文字もあります。実際には1964年創業だそうで、「45年老店」と字を9年前から書き替えていないのでしょう。

しかしインチキであったならば、半世紀も営業できるとは思えません。

なにはともあれ食べてみることにします。
台湾ではシーラカンスが食べられます!?「生きた化石」のお味は?


問題の料理はスープのみ。肉は白身で鱈のような味がしました。

シーラカンスは意外とポピュラー?

こちらは台湾の離島、膨湖島の魚介専門飲食店です。

台湾ではシーラカンスが食べられます!?「生きた化石」のお味は?


壁にこんな写真が貼られていました。


台湾ではシーラカンスが食べられます!?「生きた化石」のお味は?


シーラカンス・・・ですよね・・・?

台湾近海にはシーラカンスが食用に出来るほど生息しているのでしょうか?
謎は深まるばかりです。

・・・と、ここまで書いて外野から一言ありました。

「これはシーラカンスによく似た高級魚、クエではないか」というのです。だとしたら、「生きた化石の食味」という罪は犯さずに済む訳ですが、どうでしょうか。

何はともあれ、ご自身の舌で確かめて確かめてみるのも一興かも知れません。


店名:老牌過魚湯
住所:高雄市六合二路78號(六合夜市內)


※9月13日追記
編集部注:「野生深海大石斑」とは「天然物の深海のハタ」という意味で、ハタは台湾では普通に食されている魚であるという指摘を受けたことをご報告させていただきます。


[Photos by DAMBALA Tell-Kaz]
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