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昔はハロウィンの本場だった!?
当時のアイルランド、イギリス、フランス北部で暮らしていたケルト人。
ケルト人とは、当時のアイルランド、イギリス、フランス北部で暮らしていた人々です。ということは、フランスはハロウィンの本場なんじゃないの? と思われるかもしれませんが、現代のフランスのハロウィンは、アメリカやアイルランドと比べるとだいぶ静かです。
現代のフランス人、ハロウィンをどう過ごす?
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イギリスやアイリッシュ系のパブで仮装イベントがあったり、一部の子どもたちが仮装したりはしますが、普段の日とほとんど変わりません。
フランスの地方都市では、本格的なハロウィンの装飾をしているお店や家は見かけませんし、ハロウィン仕様の雑貨やフードも見かけません。強いていえば、スーパーの店頭にさまざまな種類のかぼちゃが並ぶぐらい。
また、ハロウィンといえば、子どもたちがお菓子を求めて近所の人々を訪問する「トリック・オア・トリート」が有名ですよね。フランスの子どもたちが近所をまわったところ、ハロウィン用のお菓子が用意されていなかったなんて話も!
“フランス版ハロウィン”がある!?
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サーウィン祭(当時のハロウィン)は、ケルト人の祝祭であり、また精霊の供養と悪霊払いを目的としたものでもありました。キリスト教がもたらされると、カトリックの行事「諸聖人の日/Toussaint(トゥサン)」と合体した形に変化していきます。
トゥサンは、キリスト教の聖人を尊ぶ行事で、英語圏では「All Saints’ day(オール・セインツ・デイ)」と呼ばれるもの。この日は11月1日にあたり、フランスでは祝日になっています。
かつては前日の夜(ハロウィンの夜)から11月1日の「諸聖人の日」にかけて、教会へ足を運んでお祈りをするのが習わしだったそう。現代のフランスでは、故人を偲び、家族でお墓参りに出かける人も少なくありません。
少々ややこしいですが、諸聖人の日を含めたフランス版のハロウィンは、“聖人を尊ぶ日であり、ご先祖様を供養するお盆のような日でもある”ということです。
※ハロウィンの原型とされる「サーウィン祭」は数日間にわたって行われていたそうで、キリスト教の伝来以降もそれに合わせる形で11月1日は諸聖人の日、翌日は死者の日となっています。
他の国のハロウィン事情が気になる方は、「ニューヨークのハロウィンって、実際には何をやるの?どんな感じ?」や「世界ではどう祝う? リアル・ハロウィン豆知識」もあわせてご覧ください!
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