ネイティブが使う自然な基礎英語をマスターすることが英会話上達への近道!今回は「上」以外の意味で使われる便利な“Up”のお役立ちフレーズを解説します。
英会話上達の近道は基礎英語の攻略にあった!
誰もが知っている基本の英単語を上手に使いこなせると、英会話もぐっと自然に聞こえるようになります。
今回は「上」以外の意味で使われる“Up”の、ネイティブがよく使うフレーズを解説します。
○○次第、という意味の“Up”
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“Up”と言うとまず「上」を思い浮かべる人が多いと思いますが、“Up to ○○” で「○○次第」という使われ方をよくします。例えば「お昼、どうする?」と聞かれたものの、特に何でもいいという場合は以下のように答えるとよいでしょう。

It’s up to you. What do you fancy eating?(あなた次第よ。何食べたい?)

特にこだわりがなかったり、どちらでもいい場合にはとっても便利なフレーズです。ただし、イントネーションによっては「どうでもいいわ」というムッとした感じに聞こえてしまったり、使いすぎると自分の意志がない人と思われがちなので、注意も必要です。


この表現は“Up to”の後には人が来ることが多く、「天気次第」と言いたいときには、“Up to the weather”よりは、“Depends on the weather”(天気次第)の方が自然です。
○○をしているという意味の“Up”
知らないと損をする英会話術(20):一瞬でネイティブになれる“Up“の使い方

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イギリスでは、「やっほー、元気?」ぐらいの気軽さで“What are you up to?”と聞かれることがあります。「○○をしている、取り組んでいる」という意味で“Up”が使われており「最近、どうしてる?」「今、何してるの?」が一番近いニュアンスになります。
賛成!と言う意味の“Up”
知らないと損をする英会話術(20):一瞬でネイティブになれる“Up“の使い方

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「来年の冬にはスノボーに行こうよ!」と旅行の企画をしたら、ノリノリの友人が次のように言いました。

I am up for it! (賛成!やろう!)

この“Up for it!” は積極的な賛成や同意を表す表現で、イベントや新しい計画、もしくは目標に向けて使われることが一般的です。
完了の意味を表わす“Up”
知らないと損をする英会話術(20):一瞬でネイティブになれる“Up“の使い方

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他にも“Up”には、「やり切る、完了する、終了する」というような意味でも使われることがよくあります。


例)Drink up! (飲み切って!)
Time is up! (時間終了!)
“Up”を使った便利熟語
動詞の後に“Up”をつなげて熟語として使えるフレーズはたくさんあります。すべて一気に使いこなせるようになるのは難しいところですが、ネイティブは本当によく使うので「聞いたことがある、なんとなくうろ覚え」程度でも、会話の聞き取りにはとっても役に立つと思います。代表的なものをご紹介します。

Get up 起きる
Make up メイクアップする、取り繕う
Take up 始める
Give up あきらめる
Keep up ついていく
Turn up 現れる
Bring up 話題に持ち出す
使えると一段上の英会話術を目指せる“End up”
もうひとつ“End up ○○ing”で「結局○○することになる、至る」という表現も覚えておくと便利です。

例)I ended up spending all my cash. (結局、手持ちのお金を全部使ってしまった。)

“Up”には「上」という意味ばかりではなく、使いこなせるととっても便利なフレーズがたくさんあります!ネイティブの使う自然な英会話を目指す場合、英語を完全な文章で話す必要なまったくありません!“Up to you.”(私はどっちでもいい。
あなた次第よ。)のようなフレーズを使えると英会話がもっと楽しめますよ。

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