昨年1月に、メル・ギブソンが当時まだ恋人だったオクサナに自宅で暴力をふるい、歯を2本折ったとされるDV事件。メル側は「ただオクサナの頬を叩いただけ」だと暴力を否定しているが、オクサナ側の言い分では、メルはその場にいたアレクサンダー君もテーブルに押し飛ばし、暴言を吐いたため、アレクサンダー君は怖がってベッドの下に隠れたほどだった、としている。
そこで今年8月、オクサナの弁護士はメルに「アレクサンダー君に対しても、慰謝料50万ドル(約3800万円)を払うべき」と要求していた。しかしメル側は、アレクサンダー君に暴力を働いたことも否定した。
ここに来て芸能サイト『TMZ』が、「メルがアレクサンダー君への慰謝料として、10万ドルを払った」、しかもそれには「その見返りに、アレクサンダー君がメルを訴えないことという条件付きである」と報じた。
しかし、メルのパブリシストはこの報道を否定。
「8月31日に合意に達した合計額」というのは、メルがオクサナに払うことになった慰謝料75万ドル(約5800万円)のこと。当初の予想よりはるかに低い額となったこの慰謝料、2016年1月までに3回の分割払いでオクサナに渡されることになっているが、その他の養育費や生活費などは一切支払われないという。しかし、オクサナはルチアちゃんが18歳になるまで、メルが所有するシャーマンオークスの家に住むことができるそうだ。
まだゴタゴタしていたのかと驚くメルとオクサナの訴訟だが、早くすっきりと解決してほしいもの。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)