東京ドーム公演の最終日に前田敦子はステージ上からファンにお別れの挨拶をした。「桜の花びらたち」を歌い終えてステージを去る前田を見送り「敦子、いい顔してた」とメンバーが話す中で、小嶋陽菜は「“夢の河”を渡っちゃったけど、打ち上げに来てくれるかな?」と涙ながらに心配していたのである。
そんな小嶋陽菜も前田敦子が元気に打ち上げに参加して安心したのだろう、大いに盛り上がっていたようだ。8月29日に篠田麻里子が『Diary』にてその打ち上げの内容を報告している。
なにより普段着に『不動のセンター』のたすきをかけてピースサインを振りかざす、すがすがしい前田敦子の表情にホッとさせられる。
ホリプロ部長が仕切る“ビンゴ大会”では大島優子が彼のジャージを引っ張り上げて食い込ませるという相変わらずのハッチャケ振りを見せていた。“あっちゃん”の参加を心配した小嶋陽菜もビンゴ大会を仕切りだすと、秋元康の愛用していた旅行トランクが当たり大喜びだった。
大いに盛り上がる会場では一方で前田との別れが寂しくて泣き出すメンバーも見受けられ、笑いと涙に溢れる状態となったのだ。やがて小嶋陽菜の一本締めによりビンゴ大会が終了すると、今度は前田敦子自身による“じゃんけんた大会”が始まった。
勝者は前田敦子から賞品がもらえるということで“AKBじゃんけん大会”で優勝した篠田麻里子も燃えた。
おそらくAKBメンバーが前田敦子とこうしたパーティーを行う機会は激減するだろう。誰もがそんな寂しい気持ちが頭の片隅にあったはずだ。それを振り払うかのように盛り上がった卒業公演の打ち上げだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)