
故マイケル・ジャクソンの母キャサリンさんが、2009年6月25日に起きたマイケルの急性薬物中毒死をめぐり、彼のロンドン・カムバック公演を企画した「AEG Live」社を相手に400億ドルもの損害賠償を求めたいとして起こした訴訟。当時の専属医コンラッド・マーレイ(過失致死罪で4年の実刑判決を受け服役中)の違法な医療行為によってもたらされた不本意な死であり、彼を雇ってマイケルの体調を管理させた同社の責任を追及したいとしている。
このほど法廷で、陪審員らの判断材料とするために死亡現場となったマイケルの自宅内の様子が映像や写真で公開され、無数の証拠品がロス市警より提示された。世界中の芸能メディアがこれを報じているが、中でも芸能情報サイト『TMZ』が公開した150枚余りの写真には驚きを隠せない。
シャンデリアが上品に輝くシャビーシックな室内には、大理石、カーペット、高級ファブリック、そして高級木材を使用した豪華なアンティーク家具がいかにもリッチな雰囲気を醸している。しかしトイレと寝室以外は衣類、アルバム、DVD、書物などでひどく散らかっており、子供たちの外出用か下駄箱には動物のお面や目元を隠すドミノマスクが整然と並んでいる。これが強い麻酔薬プロポフォールを投与された後に心肺停止状態に陥ったマイケル・ジャクソンの当時の自宅内の様子である。