太田プロダクションは、関東では老舗のお笑いタレント事務所として知られる。てんぷくトリオからツービートに片岡鶴太郎など、その時代のお笑いを牽引してきたタレントを輩出してきた。最近ではダチョウ倶楽部、松村邦洋、劇団ひとり、有吉弘行に続いて活躍するのが土田晃之だ。
9月11日深夜の『ナカイの窓』に出演した土田晃之はそんな太田プロの歴史を語ると、AKB48メンバーも所属していることに触れた。元AKB48の前田敦子、AKB48のエース・大島優子、今年の総選挙で1位となったHKT48の指原莉乃も太田プロなのだ。
土田が「この3人で、俺のことを先輩扱いしてくれたのは指原だけですけどね」と明かすと、中居正広をはじめ陣内智則ら共演者が「指原いいやつだな」、「いいやつじゃん」と口にした。日本を代表するアイドルグループにいながら、きちんと先輩を立てる彼女に好感を持ったようである。
ちなみに、太田プロにはAKB48の北原里英、横山由依、入山杏奈も所属しており、元AKB48・SDN48の野呂佳代もいる。そんな中で指原だけが土田を先輩扱いするというのは、本当なのだろうか。
実は、指原が“へたれキャラ”で売り出した頃に出演した冠番組『さしこのくせに~この番組はAKBとは全く関係ありません~』(すでに放送終了)で司会を務めたのが土田晃之だった。まだバラエティ修行中の指原を、土田がリードして育てたといえる番組だ。
その関係を思えば、指原は土田を先輩として尊敬しているだろう。
とはいえ、指原の礼儀の良さはイベントに協力したプロレスラーも証言している。昨年11月に開催した指原莉乃の2枚目シングル「意気地なしマスカレード」によるイベント、“指原ボンバイエ”の福岡公演に会場を提供した九州のプロレス団体・大分AMWプロレスの代表ジ・アッチィーだ。
彼は当時のことをブログで「指原莉乃さん、入山杏奈さん、川栄李奈さん、加藤玲奈さんといった出演メンバーも礼儀正しい方々で、裏方スタッフとして参加できたことに感謝。勉強になった」と伝えている。
指原莉乃がそうした礼儀を知っており、土田晃之を尊敬しているとすれば「先輩らしく接してくれる」と評価されるのも納得できる。逆に、前田敦子、大島優子らが土田を邪険に扱っているわけではないことも想像がつくのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)