映画『プライベート・ライアン』『ブラックホーク・ダウン』などに出演し、非常に優れた演技力と硬派な魅力を存分に発揮してきたトム・サイズモア。その彼につき、『ハリウッド・リポーター』は「ユタ州で行っていた映画の撮影セットから追い出された過去がある」と報じた。サイズモアは2003年、当時11歳だった少女の体を弄び下半身にも触れたのだそう。それを少女が両親に伝えたことで、彼の悪質極まりない行為が発覚した。最低な行為に走ったサイズモアは、当然ながら映画撮影セットから追い出されたという。
しかし数か月後、映画の撮影を終えるべくサイズモアはマリブ入り。『アイ・アム・ウォンテッド(Piggy Banks)』を撮り終えたが、サイズモアのマリブ入りまでに少女の両親は「訴えない」と決めていたというから、何らかの協議が両者の間でなされていたのかもしれない。サイズモアはこの件について口を閉ざしており、現在26歳で女優として活動中という被害少女も同じく「ノーコメント」としながらも、弁護士を雇ったという。
随分昔のセクハラについて多くの女優が「私も被害者だ」と名乗り出ているが、当時11歳だった少女まで大人の犠牲になっていたのだとしたら、事態はなおさら深刻だったといえる。サイズモアが「そのような事実は一切ない」と否定できれば良かったのだが、「実際に何かが起きた」可能性は決して低くはなさそうだ。
画像は『Tom Sizemore 2017年11月7日付Twitter「You must have to want it so badly, if there is any way you can live without it, get out of it.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)