アル・パチーノは、マーティン・スコセッシ監督の映画『アイリッシュマン』でロバート・デ・ニーロ(76)演じる元トラック運転手の殺し屋フランク・シーランが信頼した人物で、マフィアと深い関係があった全米トラック運転手組合のトップ、ジミー・ホッファ役を演じ助演男優賞にノミネートされた。
レッドカーペットに登場したパチーノは激励に訪れたファンの色紙にサインをしたり、カメラに向かってポーズを取るなどして明るい笑顔を振りまいた。記者からの質問に答えた後、パチーノは会場へ入場するために階段を昇ろうとするもその瞬間、つまずいて大きく転倒してしまったのだ。
驚いたのは、一緒に歩いていた恋人のイスラエル人女優メイタル・ドーハン(40)だ。彼女は急いで手を差し出し、転んだパチーノを優しく介抱した。メイタルはショックを受けた様子だったが、パチーノは立ち上がりケガもなかったという。その後、そばにいた男性スタッフらに付き添われ無事会場内へと向かっている。
この日、記者からの質問に答えたパチーノは、共演したロバート・デ・ニーロについて「彼は偉大だ。ロバートとなら何でもできる。彼と共演できるのは、俳優として素晴らしいことだ。セリフを思いついたら、彼が隣にいるのだから」と語った。
映画撮影については「作品に参加することができて、本当にラッキーだ。昔から知っている俳優陣と一緒に仕事ができたこともだ」と役者仲間への敬意を表し、「スティーヴン・ザイリアンの脚本は素晴らしい。時々、我々は誰が脚本を書いたかを忘れているが、脚本は重要だ。映画業界に入るなら、まず脚本からスタートすることだ」と脚本家へのリスペクトも伝えた。
アル・パチーノは映画『ゴッドファーザー PART II』(1974年米公開)で、44年前に英国アカデミー賞(1976年開催)主演男優賞を獲得していた。当時の授賞式について、パチーノは「70年代の出来事だろう。70年代頃については漠然とした記憶しかないんだ。出席したことは分かっているけどね」と明かしている。
Supporting Actor nominee and legend Al Pacino chats to @edibow about @TheIrishmanFilm - and gives a shout-out to fellow nominee and screenwriter of the film Steven Zaillian too 📝🎬 #EEBAFTAs #BAFTAs pic.twitter.com/zvk5CU9vJP
— BAFTA (@BAFTA) February 2, 2020
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)