中国・遼寧省盤錦市大窪区で今月21日、民家の水道水が燃えるという現象が発生した。その様子を収めた動画には、洗面台の蛇口から流れる水道水にライターで火を近づけると炎が大きく立ち上がっていたのだ。何回か着火すると8秒近く燃え続けることもあり、周囲の物に燃え移らないか心配なほど大きな炎となっている。
この現象を中国最大のSNS「Weibo/微博」に投稿したウェンさん(Wen)は「手を洗った後、手がベタベタしていることに気が付きました。
これを受けて盤錦市は水道水の供給を停止し、専門家による調査を進めることにした。今回報告があった地域では貯水槽の工事を行っており、水道水は一時的に地下深くから供給されている。これにより地下の天然ガスが水道水に混ざってしまったことで着火してしまうのではないかという見解を示した。
また盤錦市は天然ガスや石油などの資源が豊富で、地下にパイプを張り巡らせてこれらの資源を輸送しているそうだ。
ウェンさんは「この現象は3~4年前から定期的に起こっていました。夏頃に父が水道会社に問い合わせると『工事を行っているためそういったことが起こりやすいです。現段階では100元(約1500円)の水道料金の割引しか対応できません』と言われました。この水が本当に安全なのか疑問ですね」と不安を口にしていた。
画像は『LiveLeak.com 2020年11月24日付「Fire-breathing faucet? Household tap water ignited with lighter in China」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)