トム・クルーズ(59)が、米サンディエゴで開催した映画『トップガン マーヴェリック』のプレミア上映会にヘリコプターで登場した。オリジナルから36年ぶりの続編となる本作では、トムが伝説のパイロット“マーヴェリック”役を再び演じている。

現地時間4日、米カリフォルニア州サンディエゴにある「ミッドウェイ博物館」で、映画『トップガン マーヴェリック(原題:Top Gun: Maverick)』(5月27日(金)全国ロードショー)のプレミア上映会が開催された。

本作はトム・クルーズを一躍有名にした1986年の映画『トップガン』の続編で、トム演じるパイロットのマーヴェリックが米海軍のエリートパイロット養成機関“トップガン”に帰ってくるというストーリーだ。

映画でパイロット役を演じたトムは、プレミア上映会の会場にヘリコプターで到着。黒のタキシードとグレーのネクタイ姿でヘリから降り立ち、集まったファンに手を振りながらレッドカーペットへと向かった。

トムは28年前にパイロット免許を取得しており、出演してきたアクション映画では、ヘリコプターによる危険なスタントに挑戦してきた。しかし今回は操縦していなかった。

黒い「レイバン」のサングラスをかけたトムは明るい笑顔を見せながら歩き、レッドカーペットでは本作で共演したジェニファー・コネリーやマイルズ・テラーをはじめとする豪華キャストや映画制作スタッフ達と交流した。


米メディア『The Hollywood Reporter』によると、本作のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマー氏は『トップガン』の続編制作を10年前から検討していたと明かしたという。


本作の監督を担当したジョセフ・コシンスキー氏は同メディアのインタビューに応じ、映画の続編制作を売り込むためにトムとクリエイティブチームに向けて、ポスターのアイデアとルックブック付きの脚本を見せたことを話した。

トムはこれらに目を通した後、携帯電話を取り出してパラマウント社に電話をかけて「僕は『トップガン』の続編を撮るつもりだ」と宣言したそうだ。

ブラッカイマー氏は、本作の撮影でトムが全てのアクションシーンを演じたと認め、こう説明した。

「トムが飛行するシーンを見る時、ジェット機の中にいるのは本人だ。トム・クルーズを引き戻すことはできない。彼は自分がやることを必ずやってのけるのだ。」



(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)