お笑いコンビオードリー若林正恭(44)が、相方・春日俊彰(44)とMCを務める『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)の収録でちょっとショッキングなことがあったとラジオ番組で明かしている。これまで他の番組などで何度も目にした光景だが、娘を持つ父親としては複雑な心境だったようだ。


徳島県内の公立高校で2月末、コオロギパウダーを使った給食を出したところ、学校に「子供にそんなものを食べさせるな」といったクレームが殺到したことが報じられた。するとSNSを中心に昆虫食に対する反対の声が多数あがり、各界の著名人もこれに反応。タレントの中川翔子(37)は「コオロギとか絶対食べません」とツイート、実業家の堀江貴文氏(50)も自身のYouTubeチャンネルで「コオロギ食に正義なんか何ひとつ、1mmもないです」と否定、ネットで昆虫食論争が巻き起こったのだ。


ただ、この徳島の高校では生徒全員に給食として配給したのではなく、同校の食物科生徒が考案した食用コオロギパウダー入りかぼちゃコロッケを選択メニューの一つとして提供したものである。食とSDGsをテーマに環境問題を考える中で、環境負荷の低いタンパク源である食用コオロギを食材とするメニューが考案されたのだ。しかし日本ではまだまだ昆虫食に拒否反応を示す声が多く、生徒が選択の余地なく給食で食べさせられた―と誤解した人も多かったようである。


一方で食用の昆虫を食べることが“仕事”の一環ならば、どうなるのだろうか。3月11日深夜放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、若林正恭は先日収録が行われた『日向坂で会いましょう』で日向坂46のメンバーが昆虫食にチャレンジしたことに触れた。相方・春日俊彰と2人で語ったところによると、ドッキリ企画で食用タガメの素揚げなどが出てきて、それを彼女たちが食レポする内容だったという。食用ゲンゴロウ、ムカデもあったらしい。


若林は若い女性タレントが昆虫食に挑戦する様子を初めて見たわけではなかったが、今回はこれまでにない感情が沸き起こったという。「もし自分の娘に昆虫を食わせようとしたヤツがいたら、ぶっ飛ばしてやろうと思う」と笑いながら明かした若林には、2月に1歳になったばかりの一人娘がいる。
ドッキリを仕掛けられ、騙されながらも一生懸命に食べるであろう日向坂46メンバーの姿を想像すると、自分の娘と重なってとても耐えられなかったようだ。若林は「今までそんな感情なかった」と自分の心の変化に戸惑いを見せていた。

画像3枚目は『オードリーのオールナイトニッポン 2023年3月12日付Twitter「【オードリーのオールナイトニッポン】お聴き頂きありがとうございました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)