『THE SECOND~漫才トーナメント~』の決勝(グランプリファイナル)が終わってから1か月が経ち、優勝したギャロップや準優勝のマシンガンズをテレビ番組でよく見かけるようになった。しかし未だラジオ番組で話題に上るのは、ノックアウトステージ16→8(準決勝)で三四郎に敗退した翌日、ツイッターで審査員を務めた観客に対して愚痴をこぼした流れ星☆のたきうえについてだ。


『THE SECOND』は1対1のタイマン方式で争うトーナメント戦で、一般審査員100人が「とても面白かった:3点」「面白かった:2点」「面白くなかった:1点」でそれぞれ採点する。対戦が終わるとすぐに結果が発表されるが、4月29日に行われた準決勝で流れ星☆のたきうえは自分たちの負けが決まった瞬間、天を仰ぎ大きく深呼吸をしてから勝者である三四郎に拍手を送っていた。しかし表情は固く黙ったままで、相方のちゅうえいがたまらず「ちょっと待って! なんも喋ってない」とたきうえをいじり、笑いに持っていこうとしていた。その後もたきうえの言葉は少なく、MCの最後の締めの言葉が終わるか終わらないうちに舞台をはけていったのだ。

さらに翌日の朝9時、たきうえが「悔し過ぎるから愚痴らせて。審査員全員がお笑いマニアはダメだわ。
こっちは娯楽映画撮ってんのにニッチなフランス映画に負けた感じ。今のシステムだとニッチなネタが有利過ぎる」、「三四郎のネタは面白かったけど賛否両論あって然るべきネタなのに会場は『賛』しか無かったのが異常で怖かった」と、観客批判とも受け取れるツイートをしてネット上をざわつかせた。

この2組が戦った準決勝のMCを担当したマヂカルラブリーは、5月4日深夜放送の『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)で「(三四郎が勝ったのは)全然順当だったような気がします」「“たきうえさんだなぁ”という感じ」とバッサリ切り捨てていた。

6月15日深夜放送の同番組には、THE SECONDファイナリストの囲碁将棋が登場したが、放送の終了間際に村上から「たきうえさんとか、どう思ってますか?」と聞かれた文田大介は「たきうえさんのことは一切名前も出さないし、いじらないと決めている」と答えたものの、かつてお笑いファンが集まるバーでバイトしていた頃の出来事を話し始めた。そのバーにたきうえが来たことがあり、最初は「わぁ~たきうえさんだ」と客も盛り上がったが、彼が話し出すと5分後には見事に嫌われていたそうだ。「すごくない? それぐらいイタイの」と文田が語ると、野田クリスタルも「イタイもんなぁ…」と同意した。


野田は、たきうえについて「誰にも尖らずニコニコして優しかったら、めっちゃすごいのに」、「陰ながら、ちゅうえいさんを支えてあげるみたいなノリだったら、評価爆上がりのはず」と語っている。囲碁将棋と同じくTHE SECONDファイナリストのスピードワゴン・小沢一敬も、6月17日放送の『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)で「誰からも愛されるアニメソングのような漫才が流れ星☆の魅力なのに、なんでわざと悪者やるんだろうなと思う」などと東京芸人の先輩としてやんわり忠告していた。

画像1枚目は『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0【公式】 2023年6月16日付Twitter「囲碁将棋と録音しました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)