2023年5月からアメリカへ活動拠点を移したお笑いタレント・たむらけんじ(50)が日本時間10日、インスタライブ(現地ラジオ番組『たむけんがLAにいるよ~!』の公開収録)で、ダウンタウン松本人志(60)を巡る『週刊文春』の報道で自身の名前が挙がったことについて触れた。飲み会の開催自体は認めたものの、「事実と違う部分が多い」と話している。


松本人志が初めて単独で関西の番組のメインを務めたバラエティ『松本家の休日』(朝日放送テレビ、2014年10月~2021年3月)の出演者は、松本からの声掛けで決まったと言われている。レギュラー陣は、お母ちゃん(松本)、お父ちゃん(宮迫博之蛍原徹)、兄(たむらけんじ)、妹(さだ・放送作家)で、松本が長年可愛がってきたメンバーばかりだ。その後、たむらは『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)でも2019年11月から3代目局長となった松本と共演、アメリカ行きも相談し背中を押してもらったそうである。このようにたむらにとって松本は最も尊敬する先輩であり、恩人でもあるのだ。


そのたむらが、インスタライブで「文春砲、本当にびっくりした」、「こんなに射程距離、長いと思わなかった」、「8年前と4年前、そんな長いこと…」と驚きながら、記事についての反論を始めた。『週刊文春』(1月10日発売号)によると、2015年夏と2019年10月に大阪市内の超一流ホテルのスイートルームで女性を含めた飲み会が行われ、そこで松本の好みに合った女性と2人で飲めるように仕向けるのがたむらの役割だったなどと書かれている。
ちょうど『松本家の休日』の収録が、大阪で行われていた時期と重なるのだ。たむらは「飲み会があったのは事実」と認めるも、記事にあったような性接待を目的とした会ではなく、通常の合コンや女性が一緒にいる飲み会的な感覚で「当時は深く考えていなかった」と語っている。今考えると、このような会を催すこと自体が「良くなかった」と反省しているという。

また「たむけんタイム入りまーす!」と叫んで、「松本と女性を一緒にするよう誘導した」という事実はなく、記事にある「女性を道具のように扱った」ということは一切ないと強く否定した。ただし、参加した女性を個別に呼んで「タイプを聞いたことはあります」と認めており、それを女性が不快に思ったのなら「申し訳なかった」と謝罪している。たむらは最後まで「飲み会は本当に楽しかった」、「2人の女性が怒っているのは知らなかった」と繰り返していた。
また、女性に渡した3000円は終電がなくなったためのタクシー代であり、渡したのも自分ではなく一緒に参加していた放送作家だと証言している。

スピードワゴン・小沢一敬(50)に続き、今回はたむらの他に「M-1グランプリ」2009年チャンピオンのパンクブーブー・黒瀬純(48)らの名が挙がっている。小沢は昨年12月30日深夜放送のラジオ番組『アッパレやってまーす!~土曜日です~』(MBSラジオ)に出演した際、極楽とんぼ・加藤浩次(54)から「いろんな報道が出てると思うけど、小沢さん現状どうなんですか?」と聞かれて、「ちょっとすいません、何も言えないんですよ。何も言えないんです」と頑なに答えることを拒んでいた。たむらけんじは現在、日本の芸能界で活動していないため、すぐにコメントができたのかもしれない。小沢を含め『週刊文春』で名指しされた他の芸人らは、この先も口をつぐんだままなのだろうか。


画像2枚目は『松本家の休日 2021年3月21日付X「世界が平和になったら また会いましょう」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)