道路にしみこんだ雪どけ水が夜に凍って膨張することを何度も繰り返すと、アスファルトが弱くなり、車の衝撃で道路に穴が開きます。雪国特有のことですが、車の運転は注意が必要です。

北海道 雪がとけると出現する穴に注意の画像はこちら >>

札幌市内道路の穴(2017年3月5日) 撮影:日本気象協会北海道支社 蝦名生也

札幌では幹線道路の雪がとけて、アスファルトのでている所も多くなっています。雪が解けると車は走りやすくなりますが、この時期に注意したいのが、道路に開いた穴です。これは雪どけ水が道路にしみこみ、夜間に凍結して膨張することを繰り返すと、アスファルトが弱くなり、車の衝撃が加わって穴が開くというものです。北海道など積雪地帯では、そうでない所に比べて舗装が丈夫にできているそうですが、それでも穴の開いている所をこの季節はよく見かけます。
札幌では13日ごろにかけて、最高気温がプラスで最低気温が氷点下となり、こういうことがおきやすくなります。日中気温が上がる時はこの穴に水が溜まり、車は泥はね運転をすることがあります。

また、穴が大きくスピードが出ていると、車のタイヤがパンクすることもあります。車はスピードを控えめにして、安全運転を心掛けてください。また、横断歩道に穴の開いていることもあるので、歩行者も気を付けてください。