8月30日、USオープン初日、女子シングルス1回戦で2年連続3度目の同大会制覇を狙う大坂なおみ(日清食品/世界ランク3位)が、マリー・ボウズコワ(チェコ/同87位)を6-4、6-1で下し、2回戦に進出。試合後の会見では、「完璧なプレーではなかったが、2セットで勝つことができた」と、ポジティブに戦うことができたと語った。
【動画】大坂なおみ、世界87位をストレートで下し2回戦進出! USオープン1回戦マッチハイライト
この日の試合、第1セットこそ競った展開となったものの、ワンチャンスをものにした大坂が、セットを奪うと、第2セットはコートを広く使いボウズコワを圧倒。一気に5ゲームを連取し、ストレートで2回戦進出を決めた。
試合後、大坂は「今日の試合は本当にタフだった。彼女とは久しぶりの試合。ナイトマッチの中、2セットで勝てたことは私にとってとても重要だった。グランドスラムの1回戦はいつも緊張する。コートに入って観客の声を聞くと、なんだか夢のような気分になった。去年は自動で観客の声があり、今年はリアルタイムで反応してくれるのでクールだった」と、観客を楽しませるプレーができたと振り返った。
新型コロナウイルスの影響で無観客だった昨年とは異なり、今年のUSオープンは12歳以上の観客が新型コロナウイルスのワクチン接種を少なくとも1回していなければならないという条件があるものの、観客数に制限を設けていない。
また、大会前には自身のSNSで、「自分と自分の成果をもっと称えよう」と綴り、ポジティブに考えることが大事だとしていた大坂。この日の試合では、第1セットの緊迫した場面でも笑みがこぼれた。
「自分のことを完璧主義者だと思っていることはわかっている。
続けて、「自分のベストを尽くして、完璧なプレーではなかったけど、2セットで勝つことができた。たとえ3セットを戦うことになっても、最後には『それでいいんだ。これからも試合から学ぶことができるから』と満足したい」と、ポジティブに戦うことができたと語った。
大坂は、2回戦で世界ランク145位のオルガ・ダニロビッチ(セルビア)と対戦する。
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