メドベージェフ、ジョコビッチを圧倒しグランドスラム初優勝

ダニール・メドベージェフ(ロシア/世界ランク2位)が、王者の偉業を阻み“3度目の正直”でグランドスラム初制覇を成し遂げた。

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9月12日、USオープン男子シングルス決勝でメドベージェフが、男子では52年ぶりの年間グランドスラムをかけて戦ったノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)を6-4、6-4、6-4のストレートで下し、悲願のグランドスラム初制覇を成し遂げた。


試合の流れは序盤からメドベージェフにあった。強烈なサーブを武器にリズムよくサービスキープすると、ストロークでもジョコビッチにプレッシャーをかける。2セットを連取した第3セットでも、開始から4ゲームを奪い、リードを広げてジョコビッチの夢を阻んだ。2019年USオープン、今年の全豪オープンで決勝に進んでいたメドベージェフだが、いずれもあと一歩及ばず。今大会で王者を破り、グランドスラム初優勝を果たした。

表彰式でジョコビッチは敗れたものの、「ダニールにおめでとうと言いたい。素晴らしい試合、大会だった。今グランドスラムのタイトルにふさわしいのは、君だよ。これからもたくさんのグランドスラムを手にすることを祈っている。」とメドベージェフを称えた。

さらに、目に涙を浮かべながらも、「どちらのシナリオでもここに立っている自分を想像して何を言おうか考えていた。今夜、試合に勝てなかったとしても、僕の心は喜びで満たされている。なぜなら、あなたたちが私を特別な存在にしてくれたからだ」と語り、「あなたたちは僕の魂に触れた。
ニューヨークでこのような気持ちになったことがないよ」と、自らにとって重要な一戦を見届けた観客に感謝した。

メドベージェフもまた、スピーチの冒頭で「最初にファンとノバクにごめんなさいと言いたい。彼が今日何をしようとしていたのか、僕たちは知っているからね。あなたがキャリアを通して成し遂げてきたことに、誰にも言ったことはないが、僕にとってあなたは歴史上もっとも偉大なプレーヤーだと言いたい」とジョコビッチの偉大な戦績、プレーを称えた。

そして、チームや家族、観客にも感謝の言葉を述べたメドベージェフ。最後に、なんとこの日は結婚記念日だとし、「トーナメントの間はプレゼントのことを何も考えられなかった。だから『もし負けたら早くプレゼントを探さないといけない』と思っていたんだ」と述べ、最高のプレゼントができたとした。

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