1月18日、全豪オープン2日目、男子シングルス1回戦。ダニエル太郎(エイブル/男子世界ランク120位)は、同じく予選勝者のトマス・バリオス・ベラ(チリ/同147位)と対戦。
【画像】ダニエル太郎、全豪オープン1回戦スタッツ
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ダニエルは、前哨戦「アデレード国際1」(オーストラリア・アデレード/ATP250)から好調を維持し、全豪予選でも3試合すべてストレート勝利。いい状態で全豪オープン本戦に入ってきている。
試合はダニエルのサーブからスタート。ダニエルは、サーブでうまく崩すと、ベースライン後方からストロークをつなぎ、チャンスではコートの中に入って叩くという安定したテニスで、バリオス・ベラはファーストサーブで攻め、速いタイミングで強打というテニスを展開し、互いにキープが続く。
ダニエルは第4ゲーム、第6ゲームでブレークチャンスを迎えるが、あと1本が奪えない。それでもサービスゲームでは、ラブゲーム3つなど、ブレークポイントを与えることなくキープを続けるとタイブレークに突入する。
しかし、そのタイブレーク、ダニエルは1ポイント目、4ポイント目にミニブレークを奪われてしまう。それでも1-5から、ミスを引き出して1本ミニブレークを奪い返すとここからなんと6連続ポイント。7-6(5)でセットを先取する。
第2セット第2ゲーム、この試合4度目のラブゲームキープしたダニエルは、続く第4ゲーム、0-40とブレークチャンスを迎える。2本凌がれたものの、ネットに出てきた相手の足元に沈めてミスを引き出し、この試合初めてのブレークに成功して2-1に。
第3セット第1ゲーム、30-40と、この試合で初めてブレークポイントを握られる。流れが変わりかねないゲームだったが、ミスを引き出してキープに成功。すると、集中力を保って、第4、第6ゲームでもブレークに成功。そのまま、6-1で締めて2回戦進出を決めた。
この試合、ダニエルはサービスゲームで81%(70本中57本)、リターンで46%のポイントを奪取。ウィナー30本、アンフォーストエラー9本と素晴らしい数字をマークしている。
■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)~30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」
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