ゴファンに対し、ストローク戦で上回ったダニエル

現地2月21日、ATP500「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月21日~26日)シングルス1回戦、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク111位)は、ダビド・ゴファン(エルギー/同48位)と対戦。6-3、7-6(5)で勝利し、2回戦進出を決めた。


【動画】ダニエル太郎が「走りまくって勝てました!」とSNSに動画を投稿

風がある中で行われた試合は、ダニエルのサービスゲームからスタート。ファーストサーブ4本を入れたダニエルは、サービスエースも2本奪い、ラブゲームでキープに成功する。
すると、続くゴファンのサービスゲーム、ダニエルは安定感あるラリーでミスを引き出し30-40とチャンスを作ると、ロングラリーをものにしてブレークに成功。その後、互いに1ゲームずつブレークとなり、6-3でダニエルがセットを先取する。このセット、ダニエルはゴファンのセカンドサーブ5本をすべてポイントにしている。

第2セットに入っても、ダニエルはラリー戦で優位にプレー。第1ゲーム、第3ゲームで迎えたブレークポイントではあと1本が奪えなかったものの、第5ゲーム、40-0からブレークチャンスを作ると、中に入ってリターンを強打。これをゴファンが返すことができず、このセットも先にブレークに成功する。
しかし、さすがは元トップ10のゴファン。続くゲーム、ポジションを前にして攻撃的なプレーを展開。ラリーのテンポを早めると、今度はダニエルにミスが出て0-40に。2本凌いだものの、ここでダブルフォールト。
ブレークバックを許す。
その後、ダニエルは第10ゲーム、第12ゲームでブレークチャンスを握られるが、ブレークは許さず。そのまま、タイブレークに突入する。

その1本目、ダニエルは、リターンを叩いて先にミニブレークに成功。しかし、直後のポイント、ロングラリーの末にダニエルのショットがフレームに当たって返らず。ミニブレーク・バックを許す。その後、1本ずつミニブレークを奪い合って進む。5オールで迎えた11ポイント目、ダニエルがキープしてマッチポイントを迎えると、続くゴファンのサーブ、ダニエルは左右に振られるがすべてを返していく。ロングラリーとなり、徐々に押し込んでいくと、27本目、ゴファンのフォアハンドがネットとなって決着。7-6(5)で締めて、ゴファンとの初対戦をストレート勝利でものにした。

試合後、ダニエルはSNSに試合動画を投稿。「ドバイ本戦2回戦へ!タフな相手に走りまくって勝てました!次は水曜日です。
応援よろしくお願いします」と綴っている。

2回戦では、第6シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同14位)とマートン・フチョビッチ(ハンガリー/同36位)の勝者と対戦する。

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