トルコで銃の訓練をして戻ってきたというドルゴポロフ

3月17日、元世界ランク13位のアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)が、SNSを更新。「以前はラケットとストリング、今はこれ」という言葉と共にライフル銃、ヘルメット、防弾チョッキの写真をツイッターに公開し、ウクライナ軍入りしたこと明かした。


【写真】ウクライナを守ると綴ったドルゴポロフの投稿がこちら

昨年5月、現役引退を発表しているドルゴポロフは、ウクライナ・キエフ出身。インスタグラムに掲載した文章によると、ロシア軍による侵攻前日に母と妹とトルコに避難させると、現地で元軍人から射撃の指導を受けていたという。

「その頃、私はすでに射撃の練習を始めていました。幸運にも、5~7日間、元軍人の指導を受けることができました。彼らは私の目標を聞くと、本当に喜んで助けてくれました。トルコの友人たちにとても感謝しています。1週間でランボーにはなれませんが、武器の扱いにはかなり慣れてきました。落ち着いた練習環境ならば、25mの距離から5回中3回は頭を撃ち抜くことができるようになりました」と綴っているドルゴポロフは、その後、アメリカからウクライナに行くという人ともに、クロアチア・ザグレブで必要なものを購入し、ポーランドからウクライナ・キエフに戻ってきたのだという。

そして文章の最後には、「ここは私の故郷です。そして私たちはそれを守ります ここにいるみんなと一緒に。この人々に大きな感謝と敬意を表します。狂気の独裁者の圧力に対して、この国がいかに団結しているかを誇りに思います。
真実は私たちの背後にあります。ここは私たちの土地なのです。私たちの勝利まで、そして勝利後も私たちはキエフに留まるつもりです。ウクライナに栄光あれ!」と自分たちの手で守り、勝利してみせると綴っている。

ドルゴポロフは、現役期間中3大会に優勝。2011年全豪オープンではベスト8入りを果たしている。テニス選手としては、2月26日に、元世界ランク31位のセルジ・スタコフスキーが、予備役(有事に際し招集される)としてウクライナ軍に入ったと明かしている。

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