7月10日、ウィンブルドン最終日、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク3位)とニック・キリオス(オーストラリア/同40位)による男子シングルスが行われる。そして車いすテニスでは、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ/同1位)が男子シングルス決勝に、第2シードの上地結衣(三井住友銀行/ダブルス同3位)が女子ダブルス決勝に挑む。
【試合予定】ウィンブルドン2022、男子決勝、国枝慎吾、上地結衣に注目[7/10オーダー・オブ・プレー]
いよいよ男子シングルスは決勝の舞台に。大会4連覇、7度目のウィンブルドン制覇を狙うジョコビッチとグランドスラム初優勝を狙うキリオスの戦いは、センターコートで日本時間22時から行われる。対戦成績は、意外にもキリオスの2勝0敗。グランドスラムでの対戦は初となる。
ジョコビッチは「グランドスラムの決勝を戦ったことのない選手と戦うことは、このレベルでは僕に有利になる」と大きなアドバンテージがあるとしながらも、「彼はビッグマッチを得意とする選手。キャリアを見ると、最高のテニスをするのはいつもトップ選手との対戦なんだ。だから、僕たちは彼を尊敬している。どんなプレーを見せてくれるのか知っているからね。面白い試合になりそうだ」とキリオスの勝負強さを警戒している。また、「この試合は、僅差のゲームになる。決定的な瞬間にどちらがよりタフに、冷静でいられるかというメンタルのゲームになる」と心理戦のゲームになるだろうと語っている。
そしてコート3第1試合(日本時間19時試合開始予定)では、車いすテニス男子シングルス決勝、第1シードの国枝対第2シード、アルフィー・ヒュウェット(同2位)が行われる。
そして同コート第2試合では、上地(ダブルス同3位)/ダナ・マシューソン(アメリカ/ダブルス同7位)と第1シードのオランダペア、デグロート(ダブルス同1位)/アニーク・ファンクート(ダブルス同2位)による女子ダブルス決勝が行われる。昨日、女子シングルス決勝でデグロートに敗れている上地、ダブルスで一矢報いたい。
■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)~7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK
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