大坂なおみ、ストレート勝ちで2年連続初戦突破


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス1回戦が6月30日に行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク53位)は、予選勝者のタリア・ギブソン(オーストラリア/同126位)を6-4,7-6(4)のストレートで下して、2回戦進出を決めた。

【画像】大坂なおみら日本人女子3名が出場「ウィンブルドン」女子シングルス組み合わせ

27歳の大坂は、2年連続5度目の出場。
今大会の最高成績は、2017、2018年の3回戦。昨年は2回戦で、当時世界17位のエマ・ナバーロ(アメリカ)に4-6,1-6のストレートで敗れている。今大会の初戦の相手は、予選勝者のギブソン。両者は初対戦となる。

第1セット、第3ゲームでギブソンの足元への鋭いリターンに苦しみブレークを許す。ハイテンポの打ち合いが続く中で、大坂は第6ゲームでブレークバックに成功。さらに、セット終盤の第10ゲームでは、ミスの多いギブソンから0-40とセットポイントを握り、鮮やかなフォアハンド・ウィナーを決めて6-4でセットを奪う。

続く第2セットも高速ラリーが展開される。大坂は先にリードを許しながら、粘り強さを見せてミスを引き出す。互いに2度ずつブレークして突入したタイブレークでは、ギアを上げてサーブ、ストロークで押し切って7-6(4)とストレートで試合を締めた。

試合後、芝コートの難しさに言及しつつ、「またグランドスラムでプレーできることにワクワクしていた。初対戦の相手だったし、1回戦の緊張感を乗り越えるのも大変だった。
でも、それを克服できてよかったし、これからもっと多くの試合をしたい」とコメント。

「今は精神面にフォーカスしようと思っている。テニスの内容が良くても、緊張したり、ブレークポイントを活かせなかったりすることが多い。1ポイントずつ集中するように意識していて、最近は良くなっていると感じる。これからも続けていきたい」と述べている。

2年連続で初戦突破を決めた大坂は、2回戦で第5シードのジェン・チンウェン(中国/同6位)とカテリーナ・シニアコワ(チェコ/同81位)の勝者と対戦する。
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