白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
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※2021年4月撮影

トップ画像は、肥薩線白石駅。球磨川の対岸を走る国道219号線から撮影しています。

木造駅舎は無事に見えます。球磨川と駅との距離感は、瀬戸石駅と変わらないのですが、地形や川の流れ方に差異があるのでしょうか。

国道219号を神瀬の信号で右折。県道27号線で球磨川を渡りトンネルを抜けて右折、天月川に沿って下り、県道304号線を左折して球磨川に沿って進むと白石駅です。駅前は狭い県道です。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

大好きな白石の木造駅舎は無事でした。良かった。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

こちら側からも濁流に洗われた痕跡は無い様です。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

駅正面。道幅が狭いのでカメラはこれ以上下がれません。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

古い写真ですが、同じ場所。1979年（昭和54年）3月に白石駅を訪れた時の写真です。

40年以上前ですから銀塩モノクロ･フィルム、セルフタイマーです。自分で現像･焼き付けをしています。右側23歳の筆者はFrank Zappaのヒゲ、左は弟。当時は有人駅でした。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※1979年3月撮影

ホームに出てみました。下り線人吉側、線路に何か積まれています。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

これは2016年（平成28年）に下り列車で人吉に向かっていた時、白石駅で上りSL人吉号と列車交換しました。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2016年7月撮影

上りホームから駅舎正面。

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※2021年4月撮影

こちらは2018年（平成30年）3月の写真ですが、同じ様に見えます。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2018年3月撮影

白石駅構内も特に被害は無い様に見えます。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

駅名標も無事です。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

白石駅は、1908年（明治41年）当時の鐵道院が開設。

翌年、国有鉄道線路名称制定で人吉本線、次いで鹿児島本線の駅になります。1927年（昭和2年）鹿児島本線は海側の現在の肥薩おれんじ鉄道線に換わりこちらは肥薩線になりました。2007年（平成19年）には南九州近代化産業遺産群、物資輸送関連遺産に選定されています。

実は駅に向かう鹿児島県道304号線は一部肥薩線の路盤を緊急に道路化していました。構内は無事でしたが線路はここまでです。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

2014年（平成26年）12月、上り列車の前面展望で白石駅に入線します。上の写真と左側の信号機の位置を比較して見ることができます。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2014年12月撮影

肥薩線軌道が緊急の県道になっている部分。上の前面展望写真の右に写っているスプリングポイントの転轍機標識でカメラ位置が分かります。背後が白石駅。八代起点のキロポストは30kmです。ちなみに白石駅は、29.8km。

白石駅　木造駅舎は無事！【木造駅舎コレクション】067
※2021年4月撮影

大好きな木造駅舎が無事で少しホッとしました。人吉方面に向かいます。

（写真・文/住田至朗）

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』（弘済出版社/1997）、『週刊朝日百科 JR全駅･全車両基地01-60』（朝日新聞出版/2012-2013）他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。

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