トップ画像は、呉線安浦駅。呉線は87.0km。
北側には300m級の山が見えますが、山陽新幹線の東広島駅まではほぼ山地が8kmほど続きます。東広島から山陽本線の西条駅までは盆地になっていますがその北側は中国山地です。
切妻屋根に平入りの駅出入口の切妻屋根があって、安芸津駅の駅舎と似た印象を受けます。個人的には出入口の庇がアンバランスに大きいと感じます。アタマの中で庇を小さくすると駅舎は良いプロポーションになります・・・。
※個人的な感想です

安浦駅は、1935年(昭和10年)三津内海(みつうちのうみ)駅として開業。1946年(昭和21年)安浦駅に改称。1982年(昭和57年)貨物取扱廃止。国鉄分割民営化でJR西日本に継承されています。

これまで触れてきませんでしたが呉線は、大雨などの被害を度々受けています。
西側から。切妻屋根から駅出入口周辺の大きな庇と本屋側には張り出し部分に別の屋根がかけられています。

駅の西側にある跨線橋から駅舎と駅前広場。逆光です。

跨線橋から駅舎のホーム側。

呉線の北側から駅舎。屋根瓦がキレイですね。

ホーム越しに駅舎の正面。左の駅名看板に「ハクセンシオマネキがすむ美しい海 安浦」とあります。カニのイラストが描かれています。ハクセンシオマネキは神奈川県以西の太平洋岸、四国、九州に広く分布しています。河口付近の干拓、浚渫や海洋環境汚染などで生息数が減少していて環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類です。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。
(写真・文章/住田至朗)