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JRグループは2026年3月14日(土)にダイヤ改正を実施します。今回の目玉の一つが、東海道・山陽新幹線で最終定期定期列車の後に走る臨時「のぞみ」です。

初の「品川行き」となる博多発「のぞみ206号」、東京から広島へ向かう「のぞみ215号」は、それぞれ日付が変わる直前の 23:59 に終着駅へ到着するという攻めたダイヤになっており、当日帰りギリギリまでの出発地滞在が可能に。本記事では、この新しい臨時列車の詳細と、それによって広がる滞在時間のメリットについて解説します。

最終列車後に臨時「のぞみ」を運転

今回の臨時列車増設は、山陽エリアおよび首都圏での滞在時間を拡大し、利便性を向上させることを目的としています。

博多発品川行きの臨時「のぞみ206号」

最終「のぞみ」後に臨時列車!「博多発・品川行き」「東京発・広島行き」ともに23:59着の限界ダイヤ設定へ【2026年3月ダイヤ改正】
(画像:JR西日本)

博多駅発の上り列車として初めて、品川駅行きとなる臨時列車「のぞみ206号」が設定されます。東京駅までは行かずに品川で降りる人や乗り換える人には、十分便利な臨時便となります。

従来の東京駅行き最終定期列車は19:00博多駅発の「のぞみ64号」ですが、「のぞみ206号」は19:18に博多駅を出発、23:59に品川駅へ到着します。これにより、新横浜駅や品川駅まで利用する場合、山陽エリアや名古屋での滞在可能時間が最大21分拡大することになります。

九州新幹線から最終臨時「のぞみ」へ乗り継ぐケースでは、現行の「さくら570号(18:04熊本駅発)→のぞみ64号」より遅い時間帯の「みずほ610号(18:41熊本駅発)→臨時のぞみ206号」が成立するため、熊本への滞在時間を37分伸ばすことができます。

東京発広島行き臨時「のぞみ215号」

最終「のぞみ」後に臨時列車!「博多発・品川行き」「東京発・広島行き」ともに23:59着の限界ダイヤ設定へ【2026年3月ダイヤ改正】
(画像:JR西日本)

下り列車では、東京駅発広島駅行きの臨時列車「のぞみ215号」を増設します。
これは20:09東京駅発の新大阪行き定期列車を利用の多い日に臨時列車として広島駅まで延長運転するというもの。広島駅行きの最終定期列車20:00東京駅発「のぞみ89号」の後に設定され、20:09に東京駅を出発、23:59に広島駅へ到着します。これにより、広島駅まで利用する場合の首都圏での滞在可能時間が最大11分拡大。より長く滞在できるようになります。

『あと少しだけ現地にいたい』という願いを叶えてくれる、攻めの臨時ダイヤです。

ビジネスに観光に、1分1秒を大切にしたい時の強い味方になりそうです。臨時便ですので、運転日をチェックして、賢く活用しましょう。
(TOP画像:Pixta)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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