タイ保健省は15日、南部プーケット県内で6月6日以降、1日に約400~1200人の患者が下痢症状を訴えている問題について、病院に入院した患者の75%からノロウィルスを検出したと明らかにした。同省は工場9件を検査したが、原因となるウイルスは検出されなかったという。

プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。

報道によると、県内の氷工場6件と飲料工場3件を検査した。ウイルスは検出されなかったが、同省は引き続き監視を続けるという。

同省は、新規患者は当初に比べて減少傾向にあると報告。6月6日の患者数は383人、9日は1238人まで増加していた。その後は減少が続き、10日は808人、11日は659人、12日は529人、13日は376人だった。

患者の年齢は25~34歳が最も多く26%。続いて15~24歳は19%、34~44歳は14%、5~9歳は11%、10~14歳は10%。患者の大半は軽症だという。