プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、タイのセター首相は、中国とインドからの旅行者のビザ無し入国を許可する方針だと述べた。9月第2週に予定されている閣議で検討される見込み。


タイ旅行業協会(ATTA)は、観光業にプラスの影響があるとして歓迎した。ビザ無し入国の報道を受け、中国では旅行会社の動きが活発化。SNSでもニュースが拡散しており、観光のハイシーズンに備え、航空機の増便が急務だとした。増便を実施すれば、年末の2カ月で中国人旅行者が約10%増加し、通年で500万人を達成できるという。

スポーツ・観光省のデータによると、今年1月1日から8月27日までにタイへ入国した外国人旅行者は1757万1069人。最多はマレーシア(279万7462人)で、中国(218万2038人)、韓国(104万5200人)、インド(100万6629人)、ロシア(91万4666人)と続いている。