写真家の武田孝巳氏がタイの首都バンコクの街を映した写真展「バンコク」が、フォトギャラリー「シリウス」(東京都新宿区)で12月14日(木)~20日(水)に開かれる。

ギャラリーを運営する求人広告企画・発行のアイデム(新宿区新宿)によると、武田氏は隣国カンボジアの撮影の経由地としてバンコクを訪問。

何度も立ち寄る中で、街が持つ「カオス的な気配と匂い」に惹かれたという。

個展では、武田氏がコロナ渦前に市街地などを徘徊してシャッターを切った作品45展を展示する。武田氏は「写真展を通して、カオス(混沌)の息づかいが感じられたら幸いである」としている。

武田氏は山形県生まれ。東京都内で設計会社に勤務した後、現代写真研究所で写真を学んだ。1999年に第5回酒田市土門拳文化賞を受賞。

各地で個展を開催しているほか、写真集に「クメール −愛しきカンボジア−」(窓社)や「バンコク」(蒼穹舎)がある。