タイの海の水温が過去40年で最高を更新し、サンゴの白化が始まっている。カセサート大学のトン・タムロンナワサワット准教授は、「サンゴの白化現象は始まったばかりで、非常に厳しいレベルに直面する可能性がある」と警告した。
マティチョンの報道によると、同大学水産学部副学部長のトン准教授は6日、フェイスブックでタイの海水温について投稿。衛星から観測した現在と1985年の海水温を比較したグラフや画像を公開し、現在は海の大部分がサンゴの白化を示す「赤」の状態だった。
4~5月の海水温は、過去40年の平均値と比べて高い状態が続いている。6月頃に低下するため、海水の高温状態は最低3~4週間続く見込み。サンゴは海岸沿いで白化が始まっているとの情報があり、6月末まで進行するという。