タイ北部チェンマイの乗り合いバス「ロッデーン(赤い車)」が絶滅の危機にある。他の交通機関を利用する乗客が増加しているためで、チェンマイ県の観光業者は、赤い車の復活を支援するよう地元自治体に要請している。


マティチョンやバンコク・ポストの報道によると、オンライン上では配車サービスとの激しい競争に直面している赤い車の将来が話題に。フェイスブックページ利用者は、赤い車の質の低いサービスや、過剰な料金を請求された経験を投稿した。観光シーズンが終わると収入が減少するほか、運転手の高齢化で退職者が多いことも問題だという。

チェンマイ観光協会のパンロップ・セジュー会長は、出発前に明確な価格で予約できる配車サービスの台頭で、赤い車の混乱は不可避だと述べた。一方、赤い車はチェンマイ観光の象徴で、多くの外国人旅行者がバンコクでトゥクトゥクに乗りたいと思うのと同じように、チェンマイでの必須リストに入っていると語り、自治体に支援を要請している。

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