タイの首都バンコクにあるモンクワッタナ病院で13日午後10時半ごろ、院内のトイレで喫煙していた14歳の少年に、病院長のリエントン・ナンナ氏が平手打ちした上、少年を裸にして病院の外に追いやる事件があった。母親は警察に対し、病院長を告発するよう要請している。
カオソッドの報道によると、少年は出産を控えている妻(17歳)を見舞うために来院。トイレで喫煙しているのを病院関係者が発見し、5000バーツの罰金を支払うよう求め、病院長を待つよう少年に伝えた。病院長は少年を平手打ちし、服を脱いで病院から出るよう命じたという。
病院長は、個人のフェイスブックで暴行を認める一方、院内は禁煙であり、2時間おきに院内放送で呼び掛けていると訴えた。喫煙者を発見したら病院から追い出すと述べている。
また警察によると、少年が所持していた白い粉はヘロインだと分かった。少年は調べに対し、院内が禁煙だと知らなかったと話しているという。